高齢者の運動促進・非接触型自立支援ツールにタッチセンサを付加

2022-05-11 11:25:48

ゲーム感覚で楽しめるツールを介護業界へ

TANOTECH株式会社は、2022年5月9日に株式会社TISMと連携したと発表しました。両社は高齢者の自立支援ツールに刺繍センサ技術を加えるシステムの共同開発に取り組みます。

TANOTECHは、教育・福祉・介護分野で非装着・非接触型自立支援ツール「TANO」を開発しました。コントローラーなどを持たずに、モーションセンサの前に立つだけで骨格を読み取り、体の動きに反応してゲーム感覚で運動や測定を行うことができるシステムです。

TISM社は、3,000機種以上の刺繍機器を開発・製造し、世界130以上の国と地域に販売してきました。また新しい繊維製品であるテクニカルテキスタイルの技術開発も行っており、近年では導電糸を使用した刺繍センサも製造しています。

 

 

ツールの利便性をアップする

両社は、「TANO」システムに、テクニカルテキスタイルの技術を活用したタッチセンサや圧力センサを付加するデバイスなどの検討・開発を進めています。

繊維に触れる・押すなどを検知できるようにすることで、力の弱い高齢者や障がい者でも操作ができるようにする、体力測定業務ができるなどの応用を可能にするものです。

システムの使い方に幅が広がることで、介護スタッフの業務負担を軽減しながら高齢者へ運動を促進することができるようになります。

両社は6月4~5日に開催される「岐阜こども療育用具福祉機器展」に出展し、「TANO」やタッチセンサ・圧力センサを実際に体験することができます。

(画像はプレスリリースより)

 

【インフォメーション】

TANOTECH株式会社のプレスリリース

https://tanotech.jp/