尿から健康管理・行動変容を実証する「健康見える化プロジェクト」

2022-04-12 17:35:59

尿成分測定とデータ確認

小林製薬株式会社は、株式会社ファーストスクリーニング、株式会社NTTデータMSEと共同で「健康見える化プロジェクト」の実証実験を開始すると2022年4月11日に発表しました。

実証実験は3社の他にも国立大学法人宮崎大学、株式会社武蔵野フーズが参加しているほか、プロジェクトの被験者として様々な企業・団体が参加しています。

ファーストスクリーニングは、尿中の成分測定センサー「ハカレルシリーズ」を開発しました。これは、センサーの付いたスティックに尿を数滴かけることで尿中の尿酸、尿糖、ナトリウム/カリウムを測定することができるものです。

測定されたデータはクラウド上で解析・保存され、アプリから結果を数値として表示し健康状態を確認することができます。

実験では、被験者に「ハカレルシリーズ」を使用しながら、アプリで提案される健康運動や食事などを取り入れてもらい、その活動成果を数値で確認してもらいます。実験の終了後に、被験者の意識や行動にどのような変化が起こったかを確認していきます。

 

 

健康状態の数値化で意識は変化するか

高齢化社会に入り、一般の人たちには自発的に「健康を維持する」「病気を予防する」意識への改革が、医療・健康分野ではデータを利活用する改革が求められています。

今回のプロジェクトは、被験者に健康状態を見える化することで、自らの生活習慣を見直し、健康への意識が高まるかを実証します。

プロジェクトで得られた成果を活用しながら、小林製薬では「ハカレルシリーズ」の販売、NTTデータMSEはサービスの展開に取り組んでいきます。

(画像はプレスリリースより)

 

【インフォメーション】

小林製薬株式会社のプレスリリース

https://www.kobayashi.co.jp/newsrelease/