徘徊高齢者を救う「可変QRコード付きTシャツ」発売

2021-09-30 11:35:58

行方不明の高齢者を発見につなげるTシャツが登場

光探索システムを手掛けるNPO法人光探索協会は、9月28日、写真、メッセージや連絡先等の登録情報を書き換えできる可変QRコードシステムを開発し、認知症で徘徊してしまう高齢者向けに「可変QRコードTシャツ」の販売を開始したことを発表しました。

光探索システムとは、再帰性反射材というマテリアルで印刷されたグッズに、光を照射して山岳遭難者や迷子を探索するシステムです。その再帰性反射材に特別な可変QRコードを付加することによって個別識別を可能としました。

「可変QRコードTシャツ」を着用した徘徊高齢者を発見した際、そのTシャツに印刷されているQRコードを発見者がスマートフォンで撮影することにより行方不明者の連絡先が判明します。

表示内容は管理者がいつでも書き換えることができるため、緊急時に内容を変更するといった柔軟な対応も可能。不慮の事故の防止にもつながります。

NPO法人光探索協会は、主に光探索システムによって山岳遭難救助を目指す社会貢献活動を行っています。開発した「可変QRコードTシャツ」は山岳遭難者だけでなく、認知症によって徘徊してしまう高齢者にも応用できると考えました。

なお、「可変QRコードTシャツ」のカラーは2色（カナリアイエロー／ガンメタル）、サイズは4サイズ（S、M、L、XL）取りそろえ、価格は1枚3,000円（税込み）。LIGHT FORCE STORE NPO法人光探索協会商品ページから購入可能です。

（画像はプレスリリースより）

【インフォメーション】

NPO法人光探索協会プレスリリース（＠Press）

LIGHT FORCE STORE NPO法人光探索協会商品ページ