【未経験者の不安】介護職に転職考えている人に多い不安と解消方法とは

2022-01-24 13:22:51

他業種から介護業界に転職を考えている方の中には、「肉体労働で体が辛そう」「利用者とどんな関わり方をしたら良いか分からない」など、漠然とした不安を抱えている方は多いです。

介護職の求人には、「未経験歓迎」「資格不問」など未経験の方が挑戦しやすい求人ありますが、不安を抱えたままだとなかなか転職に踏み切れません。

介護業界への転職を考えている方の、不安を少しでも解消できるように当記事では未経験者が不安に思うこと、不安を乗り越えた先のやりがいなどを紹介します。

 

 

不安に思うこと

介護職は「キツい」「汚い」「危険」という3Kと呼ばれるイメージが強く、未経験者の方が働く上で不安に思うことが多いでしょう。

自分の業務中の姿や、業務内容がなかなかイメージつかずにいるため、余計に不安が募ってしまいます。ここでは介護業界未経験の方が、転職する上で不安に思うことを3つ紹介します。

仕事がきつそう

介護職は仕事がキツくて大変というイメージが強い仕事です。

実際介護の仕事は、肉体労働であり人を相手にするので、想像よりもキツいと感じることがあるでしょう。

施設によっては、「職員数が少ない」「要介護度が高い利用者が多い」という要因から、職員一人ひとりの業務量が多くなってしまうケースがあります。

しかし、全ての施設がキツくて大変というわけではありません。

重要なのは転職先選びであり、介護未経験だから職員数が多い施設や自立した利用者が多い施設を選ぶと、職員一人ひとりの業務量や介護の大変さも軽減されます。

仕事がキツい環境に身をおいて経験を積むのも良いですが、体を壊さず長く働き続けられるのが大切なので、転職の施設選びは慎重に行いましょう。

資格や経験がない

「資格や経験がないと利用者に適切な支援を提供できないかも」と不安に思う方は多いでしょう。

介護関係の資格がないと、排泄や食事などをサポートする身体介助や喀痰吸引など、利用者の命に関わる専門的な支援は提供できません。しかし、身体介護などの専門的な支援だけではなく、「利用者の生活を支える」ことが介護職の仕事です。

例えば、居室の整理整頓という生活援助も立派な介護職の仕事であって、それは資格がなくても提供できる支援になります。

身体介護などの専門的な支援だけに囚われずに、掃除や買い出しなど、利用者が毎日を快適に過ごせるようにサポートすることも介護なので、自分にできることに集中しましょう。

また、介護職員初任者研修や介護職員実務者研修などの資格は、働きながら取得できるので、転職後実務に慣れてきたタイミングで取得するのもおすすめです。

最初は経験がなくて当たり前です。周りの職員は経験者も多く、できる仕事やスピードも速いため自分と比較すると落ち込んでしまうこともあります。

しかし、仕事のスピードやできる仕事は徐々に増えていくので、焦らず少しずつ仕事に慣れていきましょう。

会話や笑顔が難しい

介護未経験の方は、利用者との会話や笑顔を作ることが難しいと感じる方もいます。

転職前にあまり人と関わらない仕事をしていた方や、元々会話が苦手な方は初めて利用者と関わる際、「どんなことを話したらいいの?」「笑顔を作ってもぎこちなくなる」など困ることもあるでしょう。

利用者との相性もあるので、どうしても上手く会話できない方もいます。

会話が苦手な方へおすすめの方法は、利用者の話を傾聴することです。無理矢理会話をしなくても、支援の中で利用者から話をしてくれるタイミングがあります。会話が始まったら、聞き役に徹して利用者に寄り添うことで、徐々に信頼関係も築かれるでしょう。

利用者と信頼関係を築けたら、自然にコミュニケーションをとれるようになるので、「利用者と会話しないと」と焦らず支援の中で会話できるタイミングを伺いましょう。

また笑顔を無理して作る必要もありません。

「笑顔を作らないと」と考えて支援していると、自分へプレッシャーをかけることになってぎこちない笑顔になってしまいます。

大切なのは、利用者から機嫌が悪いと思われないことです。

例え機嫌が悪くなくても、怖い顔で支援していると「話かけにくい」「不機嫌な人から支援されるのはいやだ」と利用者からマイナスイメージを持たれてしまいます。

利用者と信頼関係を築いて、適切な支援を提供できるように、表情には注意しましょう。

 

 

不安を乗り越えて気づく介護職の魅力

転職した最初の頃は、不安ばかりで毎日が大変に感じるかもしれません。

しかし、転職してしばらく経つと仕事にも慣れてくるでしょう。仕事に慣れ自分に余裕が出てくると、介護職の魅力に気づけるようになります。

介護業界への転職に不安を抱えている方の参考になるように、ここでは転職に際しての不安を乗り越えて気づく介護職の魅力を2つ紹介します。

やりがい

介護職は利用者の人生に寄り添えるやりがいある仕事です。

介護職は「利用者が一人でできないことをサポート」することが仕事であり、目に見えて人の役に立っている実感を得られます。

支援の中で最も人の役に立っている実感を得られるのが「利用者からの感謝の言葉」です。

利用者から「ありがとう」「あなたがいてくれて助かった」などの言葉を得られると、介護職を選んでよかったと思えるでしょう。

介護職は確かに肉体労働で仕事がキツい一面もありますが、感謝の言葉を日常的に言ってもらえる仕事です。感謝の言葉を日頃からもらえるのは、他の仕事にはなかなかないものでしょう。

人の役に立ちたい、毎日を少しでも楽しく過ごせるようなサポートをしたいと考えている方は、介護業界への転職がおすすめです。

介護職の将来性

超高齢化社会の日本で、介護職は将来性のある仕事です。

今後更に高齢者が増えていく日本で、介護職のニーズは高まっていますが、人手が足りなく多くの施設で人手を欲している状況になっています。

人手を欲している介護業界のため、「未経験歓迎」「無資格者歓迎」などの求人が増えており、未経験の方でも挑戦しやすい環境です。

更に介護職は着実にキャリアアップを目指せる点も魅力です。

例えば介護職員初任者研修を取得した後、経験年数を積むことで介護福祉士やサービス管理責任者などを目指すこともできます。

30〜40代から介護業界に挑戦する方も増えているので、将来性のある仕事をしたい方は介護業界に挑戦してみてはいかがでしょうか?

 

 

未経験から介護へ転職するには

ここまで未経験者が不安に思うこと、不安を乗り越えた先のやりがいなどを紹介しました。

介護業界未経験の方は、仕事がキツそうや資格や経験がないことを不安に感じることが多いです。

しかし最初は誰もが経験はなく、実務を通じて徐々に経験は積んでいけるでしょう。また、資格も働きながら取得できるので、仕事に慣れてきたタイミングでの資格取得をおすすめします。

転職して最初の不安な時期を乗り越えると、介護職の魅力にどんどん気づいていけるでしょう。介護職は、利用者が毎日を少しでも快適に過ごせるようにサポートするのが仕事です。

支援を通じて利用者の役に立つことができ、また利用者から「ありがとう」などの感謝の言葉をもらえる、とてもやりがいある仕事です。

誰か人生をサポートできて役に立てる仕事がしたい、将来性のある仕事に就きたいという方は、未経験の方でも積極的に介護業界へ挑戦してみてはいかがでしょうか?