【未経験者の不安】介護職に転職考えている人に多い不安と解消方法とは
2022-01-24 13:22:51
2022-01-24 15:41:42
介護職への転職を考えている人にとって、新しい職場の環境はとても重要です。
良い職場に出会えることで、介護技術や知識が身についたり、介護職としてのやりがいを見つけられたりするでしょう。
しかし、「良い職場をどうやって探せばいいの?」「良い職場かどうか判断するポイントがわからない」など、自分一人で見分けるのはなかなか難しいでしょう。
転職を考えている介護職が良い職場に出会えるように、この記事では、職場選びのチェックポイントを紹介します。
さっそく、介護職が良い職場に出会うためのチェックポイントを見ていきましょう。
内定前と内定後で、それぞれ確認すべきポイントが異なります。どちらも理解しておくことで、自分にとって良い職場に出会える確率が高まるでしょう。
まずは内定前のチェックポイントです。
■頻繁に募集をかけていないか
ネットで求人を見ていると、「よく求人を出しているな」と思う介護施設を見かけることがあります。
頻繁に求人を出す主な理由は、「離職率が高く職員の出入りが激しい」「新規事業のために職員を大量に募集している」のどちらかです。
「新規事業のために職員を大量に募集している」場合は、離職率の高さなどは関係ないので、気にする必要はありません。しかし、「離職率が高く職員の出入りが激しい」場合には要注意です。
このような施設は、入職の難易度は低いかもしれませんが、「業務量が多い」「人間関係が悪い」などの要因で、職員の離職率が高い可能性が考えられます。
面接時に求人の背景や職員の平均勤続年数を尋ねるなどして、長く働ける職場かどうかリサーチしましょう。
■ボランティアや研修生を受け入れているか
ボランティアや研修生の受け入れは、人手に余裕がないと行うことができません。人員不足の施設では、日頃の業務に追われボランティアや研修生を構っている時間も余裕がないからです。
ボランティアや研修生の受け入れを行なっている介護施設は、新しく入職した職員を手厚く指導できる環境が整っている可能性が高いといえます。
求人を探すときは、ボランティアや研修生の受け入れをしているかどうか確認しましょう。
続いて良い職場を見分けるための、内定後のチェックポイントを紹介します。
これらのポイントを踏まえて内定を受諾するかどうかを検討しましょう。
■労働条件通知書を出してくれるか
内定後に労働条件通知書を出してくれるかどうかにより、良い施設かどうか判断できます。
労働条件を書面で提示することは、労働基準法により定められているため、書面での提示がない施設は問題です。
また、細かな業務内容や労働条件を事前に把握するために、労働条件通知書の確認は必要不可欠です。
内定後、労働条件通知書を出してもらえなかった場合、その施設で働くこと一度考え直しても良いかもしれません。
■教育体制や人事評価制度が整っているか
施設の教育体制や人事評価制度が整っているかどうかもチェックしましょう。
制度の充実具合で、入職後にキャリアアップできるかどうか変わります。未経験であれば特に、介護技術や基本的な知識を習得するにも十分な指導が受けられるかどうかは大切です。
人員不足の施設では、業務に追われ、新人教育まで手が回らないため、新人が仕事を覚えられないことがあります。余裕のある施設では、OJTやメンター制度を導入しているところが多いです。
募集要項等に記載されていない場合は、面接時に確認したり、施設に問い合わせたりして確認しましょう。
■キャリアアップできるか
職員のキャリアアップをサポートする制度があるかどうかも要チェックポイントです。
キャリアアップは、職員のモチベーションにつながる重要な要因です。施設によっては、勉強会を実施したり資格取得支援を導入したりして、職員のキャリアアップをサポートしています。
キャリアアップが目指せる職場だと、介護職としてのやりがいを感じられる人もいるでしょう。
内定後、その施設ではどんなキャリアパスが用意されているのか、そのためにどんなサポートがあるのかは、入職前に確認しておきたいですね。
良い職場か判断するために、職場見学や職場体験を行うなどし、施設を自分の目で確認することをおすすめします。
施設が職場見学や職場体験を行っている際は、積極的に参加し、自分で施設を見てまわりましょう。またミスマッチを防ぐために、職場見学を兼ねたボランティアを申し出るのも良いでしょう。
ここでは職場見学や職場体験でのチェックポイントを紹介します。
職員や利用者の表情に注目し、笑顔があるかチェックしましょう。
職員や利用者の表情は、施設の雰囲気を知るのに役立ちます。例えば、笑顔で働いている職員が多い、利用者が楽しそうに生活している場合、施設の雰囲気良いと判断できます。
逆に、笑顔の人が少ない場合、職員間の人間関係が悪かったり、職員と利用者の関係がうまくいっていなかったりするなど、施設の雰囲気がギスギスしていることが考えられます。
笑顔で働いている人や生活している人が多いかどうかに注目しましょう。
挨拶やコミュニケーションの頻度や積極性も、良い施設を見分けるための判断材料になります。
人間関係が良く、活気がある施設では、挨拶やコミュニケーションが頻繁に行われている場合が多いです。
あなたが職場見学に行った際に挨拶をしてもらえるかどうかも重要なポイントになります。
例えば、あなたが職員に挨拶して笑顔で返事があった場合、入職してからも気持ちよく接してもらえるでしょう。一方、返事がないもしくは暗い表情で返事されてしまう職場では、感じよく迎え入れてもららえるとは言い難いかもしれません。
職場見学では、日常的な挨拶やコミュニケーションが交わされているかどうか、明るい雰囲気があるのかどうかに注目しましょう。
職場の清潔感も、介護施設で働く上で欠かせないチェックポイントです。
例えば、利用者の使用済みのオムツが放置されていたり、利用者の居室が整理整頓されていない場合、適切なサポートが行われているとはいえません。
職場の清潔感が保たれていると、ケアを含めた業務が丁寧な施設だと判断できるでしょう。
転職する際は「これだけは譲れない」というポイントを決めておきましょう。
そのポイントを軸に求人を探せば、入職後のミスマッチが起こりにくくなります。例えば、「休みは月8日欲しい」「給与は〇〇万円以上」など自分なりの判断基準を明確にしておきましょう。
入職後に「思っていた環境と違う」など、後悔しないよう、自分の譲れないポイントは大切にしてくださいね。
「自分に合う求人を探すのは難しい」など、転職活動に困っている人は、紹介会社の活用をおすすめします。
紹介会社は、給与はもちろん、施設の雰囲気など、ネットの求人内容だけではわからないことも教えてくれます。
また、「自分では質問しづらい」ことも聞いてくれるので、施設について深く知った上で転職活動ができ、自分の希望に合った施設を見つけやすいです。
良い施設を見つけたい人は、積極的に紹介会社を利用しましょう。
ここまで、良い職場に出会うためのチェックポイントや、職場見学でのチェックポイントなどを紹介しました。
ポイントを押さえて転職活動をすることで、長く働きたいと思える職場に入職できる確率が高くなるでしょう。
新しい職場で長く快適に働けるように、良い職場かどうか、しっかりと判断するようにしたいですね