未経験から介護職への転職!年齢や経験に関係なく挑戦できる理由やメリット

2021-11-25 15:58:16

介護職への転職は、年齢や経験によって諦める必要はありません。

介護職は年齢を問わず活躍できる職種です。未経験の方でも、今までに培った知恵や知識が介護職では役立ちます。そのため未経験だからと尻込みせずに、介護職への転職に挑戦してみてはいかがですか。

ここからは未経験からでも介護職へ挑戦できる理由や、メリットについて解説しています。

 

 

未経験でのメリット

初めて介護職に挑戦する方は、不安がいっぱいでしょう。

そこで未経験の方が挑戦できる理由や、メリットについて紹介していきます。

 

年代や経験に関係なく挑戦

1つ目のメリットは、年代や経験に関係なく介護職に挑戦できることです。

介護施設では、60歳を超えた多くの方が現役で働いているのをご存じですか。

2019年の厚生労働省の報告によると、60歳以上の介護職は全体の2割以上である22.4%でした。さらに60歳以上の介護職は年々増加傾向にあります。

ちなみに介護職に占める割合が最も多い年代は40代で、全体の24.1%です。次いで多いのは、50代で23.0%となります。30歳未満はとても少なく7.6%です。介護職の平均年齢は48.8歳で、年齢の高い介護職員が多く勤務しています。

このように介護職は、年代に関係なく働ける職種です。長く働けるため未経験の方でも、介護職へ挑戦できるのです。

参考)2019年 公益財団法人 介護労働安定センター「介護労働の現状について」

http://www.kaigo-center.or.jp/

 

未経験でも採用されやすい

2つ目のメリットとして、介護職は未経験でも採用されやすい職種です。

厚生労働省「介護労働の現状」によると、2017年度の介護職の採用率は17.8%です。全産業の平均は16.0%で、介護職は採用されやすい職種であることがわかります。

参考)2017年 厚生労働省「介護労働の現状」

https://www.mhlw.go.jp/

また介護職が慢性的に人員不足なのは、有効求人倍率からも判断できます。2020年において、介護サービスの職業の有効求人倍率は4.15倍でした。つまり介護職は、求職者数よりも4倍以上の求人があります。これは多くの施設が求人募集しても、求職者の数が足りていないことを意味しています。

介護施設にとって介護職を確保することは、安定した経営のためにも必要です。しかし求職者が足りていないため、未経験や無資格であっても採用されやすいのです。

参考)2020年 厚生労働省「職業別一般職業紹介状況」

https://www.mhlw.go.jp/

 

無資格でも資格を取れる制度がある

3つ目のメリットとしては無資格でも資格を取れる制度があることです。

介護職は無資格でも働けます。そのため、未経験からでも介護職に挑戦できるのです。そして介護職は未経験から始めても、働きながら資格を取得する方法があります。それでは、無資格でも取れる介護職の資格について説明していきます。

■介護職員初任者研修

介護職員初任者研修は、介護職としての基本的なスキルや知識を身につける研修となります。受講資格はありませんので、無資格や未経験の方でも受講できるのが介護職員初任者研修の魅力です。そのため未経験の方は、基本的なスキルを学べる介護職員初任者研修がオススメの資格です。

■介護福祉士実務者研修

介護福祉士実務者研修は介護職員初任者研修よりも、専門的なスキルや知識を身につける研修です。介護福祉士実務者研修も受講資格はありません。

無資格、未経験の方でも受講することは可能です。しかし一般的なキャリアアップの流れとしては、介護職員初任者研修で基礎を学び、介護福祉士実務者研修でさらにスキルや知識を深めることがオススメです。

 

職を失うリスクが低い

4つ目のメリットは、職を失うリスクが低いことです。

介護職は売り手市場と呼ばれ、求職者にとって有利な状態が続いています。つまり介護職が求職する場合は、いつでも働き先があることを意味します。さらに60歳を超えても働けるため、介護職は職を失うリスクが低いのです。

 

 

未経験でも活かせること

未経験の方でも、これまでに培った特技や趣味、スキルなどを活かせるのが介護職の特徴です。

未経験の方でも持っている介護職に役立つスキルを、具体的に紹介していきます。

 

コミュニケーション力

介護に役立つスキルにコミュニケーション力があります。

利用者と会話することが多い介護職にとってコミュニケーション力は、経験を問わず大切なスキルです。このコミュニケーション力が高ければ、利用者との会話で良好な関係を築くのに役立ちます。

利用者と良好な関係を築ければ、利用者に対する介助もしやすくなります。また利用者のニーズも聞きだしやすくなるため、利用者の満足度を高められるでしょう。これにより利用者や家族、上司や同僚からの信頼を得ることにもつながります。

このように未経験の方でも、コミュニケーション力を活かして活躍できるのが介護職の魅力です。

 

知識や経験

他にも今までに培ってきた知識や経験は、介護職として役立ちます。

未経験の方は、介護施設の利用者について認知症の高齢者と思いがちです。しかし、利用者にとって高齢や認知症は、一部の個性でしかありません。介護施設を利用する以前は、趣味や嗜好などの様々な個性があったはずです。例えば以下のような個性です。

・カラオケが好き

・家庭菜園が好き

・読書が好き

・料理が好き

・食事が好き 等

介護職は利用者を支援するためにも、これらの個性についても理解を深める必要があります。例えば家庭菜園が好きな方であれば、畑で野菜を作る支援で喜ばれるでしょう。

他にもカラオケ好きには歌の支援、料理好きには料理教室、読書好きには朗読会などの支援が考えられます。利用者それぞれの個性にあった支援を提供できれば、利用者はイキイキと生活を送れます。

これらの趣味や嗜好についての知識や経験は、介護職の経験に関係ありません。自分の好きな趣味や嗜好でも構いません。それらの専門的な知識や経験は、利用者への支援に活かせます。

 

 

初めての介護職探しなら紹介会社を利用しよう

介護職を未経験の方は、転職先をどのように探せば良いか悩んでいませんか。

初めて介護職を探すなら紹介会社の利用がオススメです。介護に特化した紹介会社を利用することで、未経験でも就職できる介護施設を紹介してくれます。未経験の方は、どの施設が自分に合っているのかわからない場合もあるでしょう。それらについても、紹介会社の担当者に相談することで疑問を解決できます。

また、未経験から介護福祉士を目指している方は、介護福祉士実務者研修の受講をサポートしている介護施設がオススメです。しかし、このような介護施設を自分で探すのは困難です。紹介会社を利用することで、効率的にこのような介護施設を探すことも可能となります。

紹介会社を利用するメリットとしては、面接日などの日程調整もしてくれることです。また面接マナーや、履歴書の書き方などの疑問にも、紹介会社の担当者は答えてくれます。

紹介会社を積極的に活用して、自分に合った転職先を探しましょう。

 

 

未経験から介護へ転職するには

介護職は未経験でも、挑戦しやすい職種といえます。

理由としては、介護施設では介護職の人員不足に悩んでおり採用されやすい傾向があるからです。さらに未経験からでも資格の取得ができるため、働きながらキャリアアップを図ることもできるからです。

未経験からでも挑戦できる介護職ですが、転職先を自分で探すのは難しいかもしれません。難しい理由は、介護施設の種類や数が多いためです。また未経験者にとって、自分に合う施設かどうかの判断がとても難しいためです。

そこで、紹介会社の利用を検討しましょう。介護業界に詳しい紹介会社を利用することで、自分の希望に添う介護施設を探せます。

とくに未経験の方は、介護スキルを向上させるためにも、研修などに力を入れている介護施設で働くことが望ましいです。そのような介護施設で働くためにも、紹介会社を積極的に活用しましょう。