介護職に応募したらどう選考される?転職時のチェックポイントを紹介!

2022-01-24 13:21:51

介護職の採用試験に応募した際、どのような選考が行われるのかご存じですか?

採用試験の対策は、何をすれば良いのだろうと不安に思う方もいるかもしれませんね。

そこで今回は、介護職の採用試験の選考内容や、採用者視点のチェックポイントを紹介します。

 

 

選考の種類

まずは選考の種類についてです。

採用試験で行われる選考の種類は書類選考、筆記試験、面接の3つで、一般的にこの流れで選考が行われます。

これらの選考内容を、ポイントとともにそれぞれ解説します。

 

書類選考

はじめに、書類選考についての説明です。

書類選考は、応募者が提出した履歴書・職務経歴書をもとに、事業所が求めている人材かどうかを判断する選考です。

この履歴書・職務経歴書を作成する際のポイントは、自己PR欄や志望動機欄を有効に活用することです。

転職した際にどのような場面で自分が役に立てるのか、その事業所を選んだ理由などを分かりやすく記入しましょう。これらを丁寧に書くことで、仕事への意欲を採用担当者にアピールできます。

 

筆記試験

次に、筆記試験のポイントをみてみましょう。

筆記試験では、一般常識や介護に関する問題が出題され、どの程度の知識を有しているかを確認されます。そのため応募者は、介護の基礎的な知識を予習しておくと良いでしょう。

筆記試験では、このような知識を問う問題以外にも、テーマに沿った作文や小論文を書くことが求められることもあります。

作文や小論文で評価されるポイントは、内容だけではなく、文字から推定されるその人の性格です。乱雑な文字はマイナス評価にしかなりませんので、丁寧に文字を書くよう心掛けましょう。

なお介護事業所によっては、筆記試験を行わず、書類選考と面接のみの場合もあります。介護事業所へ応募する際に、筆記試験の有無について確認しておくと良いでしょう。

 

面接

最後に、面接におけるチェックポイントを確認しましょう。

採用試験において、面接は選考する際のスタンダードな方法です。介護事業所であれば、1回から2回の面接回数がほとんどでしょう。1回の面接時間は約30分から60分です。

採用試験の面接では、コミュニケーション能力が試されています。介護職は円滑に業務を行うために、利用者やその家族、職員とのコミュニケーションが欠かせないからです。

面接の会場となるのは事業所の場合が多いため、施設見学を希望する際は、面接の日時に合わせてもらうと良いでしょう。

しかし、面接当日に施設見学の依頼をするのはマナー違反です。採用試験の応募時に担当者に伝えるようにしましょう。

 

 

採用担当者によるチェックポイント

上記3つの選考以外にも、採用担当者によるチェックポイントがあることをご存じですか?

知らず知らずのうちに、採用担当者からマイナス評価を受けて不利になることもあります。

採用試験を少しでも有利に進めるために、その他のチェックポイントもしっかりと押さえておきましょう。

 

応募のメール・電話

実は採用担当者によるチェックは、応募者が採用について問い合わせた時点からされています。

採用担当者は、初めて接触する際のメールの文面や電話での口調、態度を注意深くチェックしています。

最初のチェックポイントから良い印象を持ってもらえるように、電話で問い合わせる際はメモを用意しておきましょう。メールの場合は、何度も読み直し、失礼のない文面かどうか、入念にチェックしてから送信するようにしたいですね。

メールや電話の際に失礼があると、あまり良い印象を持たれないでしょう。応募時から採用担当者の心証が悪いと、選考においても有利になるはずがありません。

採用担当者とのファーストコンタクトから、気を引き締めて対応しましょう。

 

アンケート

採用試験の前後で、アンケートの記入を求められることがあります。

アンケートを丁寧に書けば、採用担当者の心証は良くなります。アンケートにもしっかりと向き合う姿勢が、介護の仕事にも誠実に対応してくれそうだという判断材料となるからです。

アンケートは合否に関係ないと思い、「特にありません」と簡単に済ませるのは得策ではありません。アンケートが記名方式かどうかにかかわらず、アンケートがあればきちんと記入することを心掛けましょう。

 

選考結果の通知

また、「選考結果の通知」への対応もチェックポイントになります。

書類選考や筆記試験、面接の選考でそれぞれ通知がある場合は、初めて採用担当者に問い合わせした際と同様に、心を込めて対応しましょう。

選考途中に通知がある場合は、次の選考に影響を及ぼす可能性があるためです。

すべての選考が終わり、合否についての選考結果が届いた際も、気を抜いてはいけません。

合格の場合は、連絡している相手が上司や同僚となる方ですので、働き始めてから困らないよう良好な人間関係を構築しましょう。

もし不合格の場合でも、失礼な態度で対応してはいけません。丁寧に対応することで、採用担当者から不合格の理由を聞くことができる場合もあります。不合格の理由が分かれば、次の採用試験での対策に役立ちます。

 

 

紹介会社の活用

転職活動では、様々なチェックポイントがあります。

しかし、転職活動に慣れている方は多くありません。つまり、ほとんどの方は採用試験に不安を抱えながら臨んでいます。そのような不安を払拭するためにおすすめなのが、紹介会社の活用です。

紹介会社を活用することで、得られるメリットを2つ紹介します。

 

採用者視点を教えてもらう

紹介会社を利用する1つ目のメリットは、採用者視点を教えてもらえることです。

紹介会社は様々なケースに対応してきた実績があるため、採用者視点を深く理解しています。それらを教えてもらえるのは、紹介会社を利用するメリットです。

採用試験では転職希望者が良かれと思った行動も、マイナス評価になることがあります。

例えば、面接時間を守ろうとするあまり、30分以上前に訪問してしまうことです。遅刻は論外ですが、早すぎる人も時間を守らない、もしくは自分勝手な人という烙印を押される場合があります。

このように、自分の思わぬところで評価を下げないためにも、採用者視点の考え方は重要です。しかし、採用する立場に立ったことのない方がこの考え方を知ることは難しいもの。そこで、紹介会社を活用して採用者視点を教えてもらいましょう。

 

第三者視点での評価・アドバイス

紹介会社を利用する2つ目のメリットは、資料や自身のことを第三者視点で評価・アドバイスをしてもらえることです。

紹介会社の担当者による添削があれば、より訴求力の高い履歴書・職務経歴書に仕上がります。また第三者視点により、自分では気付かなった長所が発見できることもあります。

紹介会社のアドバイスにより、自分に合う介護事業所を見つけたり、自己PRを見直したりすることもできるでしょう。

 

 

採用試験のポイント

介護職の採用試験では、採用担当者によるチェックポイントや各選考の評価によって合否が決定します。

これらの選考で結果を残すためには、採用者視点に立った考え方が必要です。どうすれば自分の評価を上げられるかに注目して対策をしましょう。

そうはいっても、採用者視点に立って対策をするのは難しいと思う方もいるかもしれません。そうした方には、紹介会社の利用を検討してみてはいかがでしょうか。

提出書類の添削や、採用者視点でのアドバイス、介護事業所の紹介までしてくれますよ。在職中の方にとっては、効率的な転職活動をすることにも役立つでしょう。