転職フェア・転職合同説明会を利用して介護職に転職するには？

介護職への転職を検討している方にとっては、自分が希望する条件を満たす介護施設の求人探しは大変と感じていませんか。

在職中であれば転職活動の時間にも限りがあるため、なおさら効率良く活動したいところです。

転職活動をしていますと、転職フェア・転職合同説明会のポスターを目にする機会もあるでしょう。

そこで今回は、転職フェア・転職合同説明会について内容や注意点などを紹介していきます。

転職フェア・転職合同説明会とは

はじめに転職フェア・転職合同説明会とは、介護人材を必要としている企業や事業所が集まり、転職を希望する方向けに事業所の説明をする場です。

新社会人向けの就職合同説明会と似ていますが、募集の対象となるのは新社会人ではなく転職希望者となります。

つまり、転職フェアの目的は、介護人材が必要な企業や事業所と、介護職へ転職したい方の橋渡しです。

次に介護フェアの仕組みについての説明です。

転職フェアでは参加している事業所毎に、ブースと呼ばれる区画で区切られています。このブースでは転職希望者に向けて、事業所の紹介資料を展示・配布や、事業所の説明会を実施しています。

そのため転職を希望される方は、自ら気になる事業所のブースを訪れることで説明会に参加が可能です。

転職フェアの6つのメリット

ここからは、転職フェアのメリットについて6つ紹介していきます。

■複数の企業や事業所

転職フェアの1つ目のメリットは、複数の企業や事業所が参加している点です。

転職希望者にとっては、多数の事業所があることで希望にマッチする事業所と出会える確率が高くなります。

■効率良く事業所を探せる

転職フェアの2つ目のメリットは、効率良く事業所を探せる点です。

転職フェアの会場には、ブースが多数並んでいます。そのため、各ブースを回るだけでも多くの事業所の情報が得られます。

もし不明な点や気になる点があれば、直接担当者に聞きましょう。

多くの事業所の担当者と直接話ができる機会は、転職フェア以外ほとんどありません。遠慮せずに聞くことで、転職先の判断材料が増えていくでしょう。

さらに興味のわいた事業所があれば、説明会に参加することで詳細について確認できます。

多数の事業所の情報を1か所で得られるのは、効率の良い事業所探しに役立ちます。

■知らなかった介護施設や企業に出会える

転職フェアの3つ目のメリットは、知らなかった企業や介護施設に出会える点です。

介護業界では入所施設や、通所施設、訪問介護、グループホームなど多数の事業形態があります。さらに職種も考慮しますと、募集している人材は多種多様です。

自分では考えてもみなかった事業形態や、職種の求人にも出会えるでしょう。

さらにオムツメーカーのような高齢者に関係する企業で、介護職の経験がある人材を求めて介護フェアに参加している場合もあります。

このように希望している職種だけではなく、他の業種や職種へチャレンジする機会に巡り合えることも就職フェアのメリットです。

■無料で参加できる

転職フェアの4つ目のメリットは、無料で参加できる点です。

転職合同説明会では、転職希望者が利用料金を支払うことはありません。無料で参加できるため、転職フェアを積極的に活用しましょう。

■現場で働く職員の声を聞ける

転職フェアの5つ目のメリットは、現場で働く職員の声を直接聞ける点です。

各ブースで事業所の説明をしている担当者は、実際に現場で働く職員の場合があります。この場合は、事業所について詳しく聞くチャンスです。積極的に質問をして情報交換を図りましょう。

職場の雰囲気であったり、働きやすさであったり、職場の人間関係であったりと、実際に働いている方から聞けるのは大きな判断材料となります。

■入退場は自由にできる

転職フェアの6つ目のメリットは、入退場が自由な点です。

転職フェアは開催時間内であればいつでも入れるため、スケジュール調整がしやすいです。

また、いつでも帰れるので時間を無駄にせずに済みます。このため時間を有効活用した、転職活動ができるでしょう。

転職フェアの4つの注意点

転職フェアは、介護事業所の情報を収集するための良い機会です。

しかしせっかくのチャンスも、多くの転職希望者で混雑する会場の雰囲気に圧倒されてしまい、時間だけが過ぎて有益な情報を得られないこともあります。

このようなことにならないために、転職フェアへ参加する際の注意点を4つ紹介していきます。

説明時間が短い

転職フェアに参加する際の1つ目の注意点は、説明時間が短いことです。

転職フェアに参加している事業所は、1人でも多くの転職希望者に説明をしたいと考えています。そのため、効率良く説明するために1回あたりの説明時間が短くなります。

一般的に転職フェアにおいて説明会の時間は、長くても30分程度です。しかし、30分で説明できる内容には限りがあります。そのため、転職先として検討する場合は、施設見学させてもらうとミスマッチを減らせるでしょう。

目的を明確にしておく

転職フェアに参加する際の2つ目の注意点は、目的を明確にすることです。

転職フェアでありがちな失敗例は、目的や目標もなく参加してしまうことです。それでは、なんとなくブースを回るだけで終わってしまい、成果には結びつきません。

このようなことがないように、事前に目的や目標を決めてから参加するようにしましょう。

例えば以下のような目的や目標です。

・説明会に参加する事業所を事前に決めておく

・何か所の説明会を聞くか決めておく

・あらかじめ質問内容を決めておく

事前に準備しておくことで、有意義な転職活動となるでしょう。

会場まで足を運ぶ必要がある

転職フェアに参加する際の3つ目の注意点は、会場まで足を運ぶ必要があることです。

転職フェアでは会場が決まっているため、そこまで自ら足を運ぶ必要があります。会場が近ければ問題はありませんが、離れていれば交通費や時間がかかります。

時間配分が難しい

転職フェアに参加する際の4つ目の注意点は、時間配分が難しいことです。

転職フェアでは限られた時間の中で、各事業所のブースを回り、説明会を聞かなければなりません。また、人気の事業所では説明会を聞くために、待ち時間が発生することもあるでしょう。

そのため目的のブース全てを回るためには、時間配分が難しいです。優先すべき事業所は、先に説明会をうけてしまうのがオススメです。

フェアや合同説明会だけではなく紹介会社も同時に活用！

フェア・転職合同説明会を有効活用することで、転職活動を効率的にできます。

しかし、転職フェアは開催日時が決まっており、在職中の方はスケジュール調整が難航することもあるでしょう。また、転職フェアに参加できても、思うような結果が出ない場合もあります。

そこで、オススメの方法として転職フェアと紹介会社を同時に利用することです。これら2つの方法を同時に利用することで、より効率の良い転職活動が可能になります。

紹介会社を利用するメリットは以下となります。

・介護施設の情報に詳しい

・求人情報に載っていない内情も教えてくれる

・希望する条件にマッチした施設を紹介してくれる

・在職中でも効率的な転職活動ができる

・履歴書や面接マナーを教えてくれる

・紹介会社は無料で利用できる

転職フェアだけではなく紹介会社を併用することで、自分の希望にマッチした介護施設への転職を実現しましょう。