大王製紙×リブドゥコーポレーション 使用済み紙おむつのリサイクル事業に関する共同研究をスタート

2022-06-16 12:12:53

深刻化が予想される使用済み紙おむつの処理問題に対応

大王製紙株式会社(以下、大王製紙)は、株式会社リブドゥコーポレーション(以下、リブドゥコーポレーション)とともに、病院や施設、家庭から廃棄される使用済み紙おむつのリサイクル事業に関する共同研究に取り組むことになりました。

なお、使用済み紙おむつから構成部材を取り出す技術については、トータルケア・システム株式会社(以下、トータルケア・システム)より提供を受け、研究を進める予定です。

今回、使用済み紙おむつから取り出した再生パルプは、大王製紙の技術にて紙おむつの原材料であるフラッフパルプやクレープ紙への加工を行い、それ以外の回収した構成部材は、3社にて紙おむつなどの吸収性物品への再利用を含めた検討を開始します。

また、地方自治体や病院、福祉施設といった排出事業者などの関係者の協力を得ながらリサイクルフローについても検討していく方針で、将来的には使用済み紙おむつのリサイクル処理工場の新たな建設も視野に入れる考えです。

 

 

持続可能な社会を実現

高齢化社会を迎えるなか要介護者の増加により、国内の紙おむつ生産量は2020年において219億枚まで増加しています。現在、使用済み紙おむつは主に焼却処分されていますが、水分を多く含む使用済み紙おむつの焼却処分は難しく、CO2の排出も課題として挙げられています。

これらの状況を鑑み、両社はこの研究により将来的に年間6,000トンの使用済み紙おむつの再生利用、および年間約1,940トンのCO2排出量の削減を目指す方針です。

(画像はプレスリリースより)

 

【インフォメーション】

大王製紙株式会社 プレスリリース

https://www.daio-paper.co.jp/