高齢者や要介護者などへの新しい交通サービスの実証を開始

2021-11-15 17:22:09

介護業界のデジタル・トランスフォーメーション(DX)を促進

株式会社エムダブルエス日高(以下、MWS日高)、一般社団法人ソーシャルアクション機構(以下、ソーシャルアクション機構)、株式会社日立製作所(以下、日立)の3者は、高齢者や要介護者などの移動制約者に対するオンデマンド送迎サービスの提供に向け「福祉・介護型MaaSの実証実験」を11月15日より開始します。

 

 

主な実証実験の内容

まず、3者はMWS日高の通所介護施設「日高在宅療養支援センター デイサービス」において、組み合わせ最適化を実現する計算手法を活用し車いすや付き添いの有無、送迎時間・迂回の許容範囲といった利用者ごとに異なる複雑な要件を踏まえた快適な送迎計画を高速に自動立案。

この送迎計画表に基づく送迎業務や、当日発生する利用者や職員の増減に対する再計画業務の実用性の検証を行います。

その後、日立のオンデマンド送迎ロジックとソーシャルアクション機構による利用者のスマホアプリや送迎車に搭載するタブレットアプリを連携させ、さらなる検証を実施。

利用者の自宅とスーパーや病院間などオンデマンド送迎のリクエスト送信に対して、送迎計画表に沿って運行される福祉車両がリクエスト通りに配車されスムーズな相乗り送迎ができるか、介護施設の送迎業務への影響がないかといった検証を行う予定です。

今後将来的に、3者は地域のその他の介護事業者にも拡充し、さらなる介護送迎の業務効率化に向けた検討を進めていきます。

また、高齢者や要介護者だけでなくあらゆる移動制約者にとっての新しい交通サービスになるよう、より広域での移動や自由な移動を支援する基盤づくりに貢献していく考えです。

(画像はプレスリリースより)

 

 

【インフォメーション】

株式会社エムダブルエス日高/一般社団法人ソーシャルアクション機構/株式会社日立製作所 プレスリリース

https://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2021/11/1111.html