マッスルスーツ Every、都での公共調達導入スタート

2021-09-07 02:06:34

介護従事者の作業負担を軽減

株式会社イノフィスは、8月16日、「マッスルスーツ Every」が地方自治法施行令第167条の2に基づき「公共調達に関するスタートアップ企業のプロダクト等の認定」を受けたことを発表しました。

同社は令和2年度、東京都デジタルサービス局による「KING SALMON PROJECT(キングサーモンプロジェクト)」に参画。今回の認定は、その際に行っていた「マッスルスーツ Every」の着用効果を検証する実証実験の結果を踏まえたもので、都が同製品を購入する際は随意契約となります。

東京都内の施設や学校に導入開始

「マッスルスーツ Every」は、介護現場をはじめ農業や建設現場で活躍するアシストスーツです。

最大25.5重量キログラムの補助力を有するにもかかわらず重量はわずか3.8キログラム。電力を使うことなく圧縮空気を使用した人工筋肉が補助力を発揮し、中腰姿勢を保つ、人や重い物を持ち上げるなどの作業時に腰の負担を低減します。

今回の公共調達では、介護等の現場の「日野療護園」をはじめとする「福祉施設」3か所に計28台が導入。これに加え、福祉学科や介護福祉科がある「東京都立赤羽北桜高等学校」など2校にも計24台が導入されました。

これまで「マッスルスーツEvery」のように物理的に腰の負荷を軽減する外骨格型ロボットは1台100万円ほどの高額商品でした。しかし、同社では10万円台への低価格化を実現。同社は今後も身体に負担がかかる介護従事者等に向け、役立つ製品を開発していく考えです。

(画像は株式会社イノフェスHPより引用)

【インフォメーション】

株式会社イノフィス プレスリリース
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