My-IoT開発プラットフォーム、東京都の認知症高齢者向けIoT実証事業に採用

2021-09-07 02:03:52

IoTを活用し介護者と被介護者をサポート

日本電気株式会社(以下、NEC)と国立大学法人九州大学が開発した「My-IoT開発プラットフォーム」は、「AIとIoTにより認知症高齢者問題を多面的に解決する東京アプローチの確立」(以下、東京アプローチ)を実現するシステムのエッジコンピューティングプラットフォームとして株式会社ケアコムに採用され、2021年9月より稼働開始することになりました。

 

高機能システムが社会の課題を解決

「My-IoT開発プラットフォーム」は、IoT利用者自身がローコードで簡単にIoTシステムを構築してデジタル化の価値を検証し、新規ビジネス創出につなげることを目的として開発されたものです。

一方、「東京アプローチ」は、国立大学法人電気通信大学が中心となって提案するテーマ。

認知症患者に装着されるウェラブルセンサや居室に置かれた各種のセンサとエッジコンピューティングならびにAIシステムを連動させ、認知症患者を見守るだけでなく、認知症特有の行動・心理の予測を自動的に行い、介護士へ通知してケア手法を提示するものです。

この「東京アプローチ」において株式会社ケアコムは、「My-IoT開発プラットフォーム」を活用。ベッドサイドと室内環境の情報収集しながら通知情報と突き合わせた行動予測を行いながら、認知症患者のQOL(Quality of life)の維持、認知症患者のケアを担う介護士や家族の負担軽減に努めます。

さらに、将来的には医療・介護のみならず家庭における安全・安心の提供を目的としたセーフティマネジメントシステムの構築を目指す考えです。

【インフォメーション】

NEC プレスリリース
https://jpn.nec.com/press/202108/20210825_01.html