カイゴメディア、現役介護職のリアルを調査

2021-09-10 12:19:09

75.6%が今の賃金に「不満」

株式会社カイゴメディアは、9月7日、運営するYouTube「ケアきょう」コミュニティと同Twitter・Instagramを活用し、介護職従事者男女295名へ向けて就労状況のアンケートを実施した結果を発表しました。

調査によると、介護現場の月給では「15~20万円」が一番多く29.8%、次いで「20~25万円」が29.5%となっています。

年収では「250~299万円」が20.7%と一番多く、次いで「300~349万円」が19.7%、「200~249万円」が14.2%に。報酬に対する満足度を尋ねたところ「不満(42.4%)」と「少し不満(33.2%)」を合わせ75.6%が不満足と回答しました。

 

仕事のモチベーションは利用者からの感謝の言葉など

そこで、不満の原因を探ったところ、経験年数が短くてもリーダー職になっている人がおり、それが精神的な負担になっている様子がうかがえました。

また、経験年数が10年以上ある人でも月給(額面)「15~25万円未満」のゾーンに該当する人が49.6%。必ずしも経験年数が昇格・昇給に直接的に結びついていないと考えられます。

さらに、不満は給与待遇にとどまらず働く環境、人間関係、利用者やその家族とのやりとりに及んでいることが判明。しかし、環境改善を望みつつも現状では「我慢」せざるを得ない状況のようです。

最後に、介護の仕事をするモチベーションについて尋ねたところ、利用者・ご家族からの「ありがとう」という感謝の言葉やねぎらいをあげる人が多数を占めるほか、利用者のリハビリの姿に励まされるといった声が寄せられました。

(画像はプレスリリースより)

 

【インフォメーション】

株式会社カイゴメディア プレスリリース

https://kaigomedia.co.jp/news210907/