介護施設への入居を決定するまでの、介護者・被介護者の実態とは

2022-08-09 17:30:53

介護施設入居に関する実態調査

株式会社LIFULL seniorの老人ホーム・介護施設検索サイト「LIFULL 介護」では、「介護施設入居に関する実態調査」の結果を2022年8月2日に発表しました。

家族・親族の中で1年以内に介護施設入居者がいる、家族・親族に施設の情報収集を行ったという20~79歳の回答をまとめています。

介護施設に入居したきっかけは、「自宅で暮らすことが困難、または危険を伴うようになった」42.4%が最も多い回答でした。

自宅で暮らすのが困難になった、あるいは施設を勧められたと回答した人の状況は、「認知症の症状があった」44.2%、「認知症以外の病気やケガがあった」26.6%、「足腰が弱くなった」18.9%などです。

 

 

施設入居を決めたときの状態とは

入居を決定づける認知症の症状は「お金の管理ができない、買い物トラブル」が37.9%、「火の始末ができない」29.4%、「せん妄」26.8%などがありました。

家族や近親者による介護が難しくなった理由として「疲弊した、体調を崩した」が74.0%が最も多い結果となっています。

それらの人々に介護で大変だったことを聞いたところ、「何をすればよいか分からなかった」28.7%、「介護費用などの経済的負担が大きかった」28.4%、「精神的に追い込まれた、ストレスを感じた」28.3%、「体力がもたなかった」25.9%です。

介護施設の入居を検討し始めた時期は、入居する4~6ヶ月前などが多くありましたが、早く検討すればよかったとの回答は68.7%となっています。

施設探しで大変だったことは、「何を基準に選んだらいいか分からない」30.8%、「希望する条件の施設が少ない、見つからない」28.2%で、実際に条件にしたことは「月額利用料」36.4%、「スタッフや入居者の雰囲気」28.8%、「スタッフの質」24.9%などです。

入居後の被介護者は「性格が穏やかになった」20.9%、「体や病気の症状が改善した」18.4%、「明るくなった」17.6%、介護者は「体力を取り戻した」36.0%、「負担が軽くなった」31.1%、「夜眠れるようになった」27.9%などお互い前向きな回答が得られました。

(画像はプレスリリースより)

 

【インフォメーション】

株式会社LIFULL seniorのプレスリリース(PRTIMES)

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000022.000049958.html