全国老人福祉施設協会が高齢者福祉・介護現場の声を厚生労働省に提出

2021-09-10 12:10:56

現場の声を集めた要望書と内容

公益社団法人 全国老人福祉施設協会は、コロナ禍における高齢者福祉・介護現場で働く会員の要望をとりまとめ、要望書として2021年8月31日に厚生労働省へ提出しました。

要望の内容は、高齢者福祉・介護分野に対する支援金や予算の見直し、職員への措置などが盛り込まれています。

支援金に関する詳細は、高齢者福祉・介護従事者に対するコロナ慰労金の支給、介護報酬のコロナ対策として上乗せされる0.1%を9月30日以降も継続を希望する旨が記されています。

予算の見直しには、コロナ禍での介護現場を支援する予算措置の見直し・改善・拡充、コロナ対策として個室化・大規模修繕の補助、現場でのICT・ロボットの導入支援など働く環境への支援を中心としたものがあげられています。

そして、家族の家庭内療養などのため、コロナの濃厚接触者となった職員の自宅待機期間の短縮を求めるというものです。

 

様々な改善が求められる現場

介護の現場から寄せられた具体的な内容はほかにも、コロナ対策や介護報酬の改定、ユニット化、配置基準、人材確保対策など職員に関するもの、事務の簡素化があります。

また、科学的介護情報システム(LIFE)に関するもの、テクノロジー導入などがありました。さらに経営改善、離島・僻地対策、養護・軽費ケアハウスの改善など経営に関する要望も盛り込まれています。

同協会は、これらとりまとめたものを代表であるそのだ修光常任理事から厚生労働省の土生栄二老健局長に手交したと報告しています。

(画像はプレスリリースより)

 

【インフォメーション】

公益社団法人 全国老人福祉施設協会のプレスリリース

https://www.roushikyo.or.jp/

全国老人福祉施設協会のプレスリリース(PRTIMES)

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000047239.html