ICTを活用した「介護食製造工場」が稼働開始

2022-03-22 12:29:14

安定的に高品質な介護食を提供

株式会社ナリコマエンタープライズは、1月31日、兵庫県神戸市内に介護食を製造する「神戸セントラルキッチン」を竣工し試験期間を経て、3月14日より本格的に製造をスタートしました。

 

 

食事を通じて高齢者を笑顔に

介護食の製造は普通食と比較すると複雑な工程が必要となります。

しかし「神戸セントラルキッチン」では、製造工程にオートメーション技術やICTを積極的に導入したことで介護食製造に特化できるようになり生産量も1日最大24万食を実現します。

具体的に、調理工程は素材の風味をいかし手作り感を残しつつ自動化できる部分は先端技術を活用。効率化により介護食でありながら普通食と同一価格での提供を可能としました。

また、工場で製造する介護食はすべて調理済み食材です。そのため、施設での厨房業務の負担軽減につながるだけでなく、介護従事者も本来の仕事に専念できるようになります。

 

 

咀嚼や嚥下困難者用食品は需要増加の見込み

高齢化社会を迎えるなか、高齢者向けの食品市場は年々拡大を見せており、なかでも咀嚼や嚥下困難者用の食品ニーズの高まりが予想されています。

実際に同社においても介護食の出荷量は5年間で180%増加している状況です。同社は、今後も増加する介護食ニーズに応えるとともに、安心安全で高栄養といったクオリティの高い商品の提供を実現することで、高齢者の生きる喜びや施設従事者の業務負担軽減等につなげていきたい考えです。

(画像はプレスリリースより)

 

【インフォメーション】

株式会社ナリコマエンタープライズ プレスリリース

https://www.narikoma-enterprise.com/