大分県、介護現場の環境改善を図る「ふくふく認証」システムを開発

2022-04-11 15:06:12

認証までの仕組み

大分県は、特別養護老人ホームや訪問介護事業所などを運営する事業者を認証する制度を始めたと2022年4月5日に発表しました。介護職員の人材育成や就労環境などの改善に取り組む事業者を「ふくふく認証」として評価します。

まずは大分県のホームページから「ふくふく認証」の参加宣言を行い、認証ロゴマークを取得。認証基準に沿った取り組みの推進を宣言し、2年間で認証取得に向けた支援メニューを受講します。

メニューは「スタートアップセミナー」「課題別セミナー」「スキルアップ研修」で、無料で受講することが可能です。

その後は実際に宣言した取り組みを実施し、改めて申請、書面・現地確認、審査を経て県から認証を付与される仕組みです。有効期限は3年で更新制になっています。

 

 

介護事業の活性を促す

認証を受ける条件は、「働きやすくやりがいのある介護の職場」として人材育成や職場環境の改善の取り組みを積極的に行うことです。

新規採用者が安心して仕事を身につけ、定着する取り組み、キャリアアップやキャリアパスの導入、人材育成の計画、多様な人材の生活と仕事の両立、また職場内のコミュニケーション活性化や事業の改善などの取り組みがあげられています。

認証を受け介護現場の環境改善に取り組むことで、求職者も就職後のキャリア形成が見えやすくなり、モチベーションアップにつながります。

事業者も優秀な人材の確保、定着が期待できるほか、やりがいにつながる働き方で介護サービスの質向上につながり、事業者・職員・利用者ともにメリットを享受できる認証システムとなっています。

(画像はプレスリリースより)

 

【インフォメーション】

大分県のプレスリリース

https://www.pref.oita.jp/