【特養】従来型とユニット型、違いはあるの?

2020-12-22 16:25:29

特別養護老人ホーム(特養)での介護職の求人や施設の情報を探していると

「従来型」

「ユニット型」

という言葉を目にしたことはありませんか?

特養での経験がこれまでない方や、これから新しく介護のお仕事を始めたいという方にとってはあまり聞きなれない言葉かもしれません。

今回は特養のタイプである、特養型と従来型についての紹介です。

すでにご存じの方もおさらいの意味もふまえてご覧ください!

 

2つのタイプの特徴

【従来型】

 

従来型の特養では個室の場合もありますが数人で相部屋として使用する造りになっていることが多いです。リビングなどの共有スペースは大人数で利用します。

 

【ユニット型】

 

一方、ユニット型は一人ひとり個室を使用する造りになっています。上記の様な造りを「ユニット」と呼び、1ユニット10名前後で生活します。施設に入っても家庭の延長のような感覚で生活できる為、環境変化が比較的小さいのが特徴です。

個室を出れば共同スペースにすぐ行けますので、他の利用者様とコミュニケーションが取りやすいといわれています。

 

 

従来型とユニット型での働き方の違い

従来型の働き方

従来型では、複数人の利用者様を複数人の介護スタッフで介護します。

その為、スタッフの人数が少なくなる夜勤でも複数人で対応できることが多い為、安心して業務に臨むことができます。


ユニット型の働き方

一方、ユニット型はユニットの利用者様を少人数の介護スタッフで介護します。その為、利用者様に寄り添った個別ケアが可能です。しかし、介護スタッフは少人数のため、介護スタッフ1人で業務をすることが従来型より多いとも言えます。夜勤なども1人で担当する可能性があるといえます。

 

これらの情報だけ見ると

「ユニット型よりも従来型の方が大変なのでは?」

と思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、介護スタッフの人数が限られているあらこそ、主体的に行動することで身につくスキルもあります。また、職場全体で情報を共有できるように工夫している施設もありますので、ユニット型での勤務は従来型とはまた違う経験が積めます!

 

まとめ

特別養護老人ホームでも従来型とユニット型では施設の造りや、人員体制などが異なることが分かっていただけかと思います。

 

ひと言にどちらがおすすめ!とは言えない部分ではありますが、ご自身の身に付けたいスキルや介護観などによって選んでみるのも良いかもしれません。

 

面接などでこれまでどちらのタイプで経験があったか、など聞かれるケースもありますので、転職の際にはしっかりとアピール出来るように2つのタイプの違いも自分の言葉でまとめておきましょう!

 

出展:「介護老人福祉施設(厚生労働省)」より