介護職の面接で退職理由を聞かれたときの伝え方
2020-03-06 15:07:00
2020-03-06 15:21:09
就職や転職をする際、履歴書と並んで重要な提出書類が「職務経歴書」です。履歴書が応募者の人となりや経歴を知るための書類なのに対し、職務経歴書というのはその人のスキルの高さや、求める実務能力を持っているかどうかを知るための判断材料になります。その点をきちんと理解した上で、自分自身の強みや能力を効果的にアピールできる職務経歴書を作成しましょう。
今回は、介護職への就職や転職の際に必要な職務経歴書について、書き方のポイントを詳しく解説していきます。
就職活動や転職活動の際には、履歴書と併せて職務経歴書の提出を求められるのが一般的です。職務経歴書というのはその名のとおり「これまで自分が経験してきた仕事を伝える」ための大切な資料です。採用担当者はこの書類によって、あなたが役立つ人材かどうか、自分たちが求めているスキルを持っているかどうかを見極めます。効果的に自分自身をアピールするためにも、相手企業のニーズをしっかりと理解した上で職務経歴書を作成しましょう。
では、実際に介護職に応募する際に提出する職務経歴書は、どのような点に気をつけて作成すれば良いのでしょうか。大切なポイントを詳しく見ていきましょう。
履歴書は自分自身の人柄を伝えるためにも手書きが一般的ですが、職務経歴書に関しては内容が細かくなることが多いためパソコンで作成しても問題ありません。ボリュームとしては、A4用紙に1〜2枚程度、多くても3枚以内にまとめるのが理想的です。
職務経歴書は採用担当者に「ぜひうちに来てほしい」と思ってもらうことが大切です。これまでの経験や実績をただ時系列順に並べるだけでなく、できるだけ具体的に伝えていきましょう。職務経歴書は決まったフォーマットがないからこそ、伝え方にも工夫が必要です。
これまで経験してきた仕事や、その仕事の中でどのような取り組みをしてきたのか、どのくらいの期間、どのような仕事に携わり、どれだけの業績を上げたかなど、成果や達成した事柄をできるだけ具体的に記載します。
職務経歴書は大きく「編年体式」、「逆編年体式」、「キャリア式」の3つのフォーマットに分類されます。それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
最も一般的な職務経歴書のフォーマットで、時系列に所属企業・部門・業務内容を示していく形式です。採用担当者が履歴書と照らし合わせながら読むことができ、キャリアが伝わりやすいというメリットがある一方で、シンプルな形式のため単調に見えてしまうというデメリットも。
そうした部分をカバーするためには、レイアウトやフォントなどを工夫してアクセントのあるデザインにするのがおすすめです。社会人としての経験が浅い方や、異動や転職の回数が少ない方はこの形式が向いています。
「編年体式」が時系列に職務経歴を書いていくのに対して、「逆編年体式」は直近の職務経歴から順番に記載していくのが特徴です。直近の仕事を一番アピールしたい人にとってはこの形式が最適で、転職回数が多い方にとってもおすすめです。逆編年体式で職務経歴書を作成する際には、直近以外の経歴については職務概要のみを記載するなどして、メリハリをつけると良いでしょう。
「キャリア式」は、職務経験を「職務分野別にまとめた」形式のことです。転職回数が多い方におすすめの形式で、職務分野別にまとめることで転職回数を目立たせなくすることができます。専門的なスキルや実務経験がある方も、その部分を強調することができるためおすすめです。
職務経歴書は履歴書のように決まったフォーマットがありませんが、以下の4つは必ず記載しておきたい項目です。それぞれの項目ごとに、書き方のポイントを詳しくみていきましょう。
これまでの職務経歴を簡潔にまとめたものを意味します。採用担当者に興味を持ってもらうための「つかみ」にあたる重要な部分ですので、最初に入社した会社から現在までの大まかな流れと、ポイントをわかりやすく伝えることが大切です。
今まで在籍してきた会社で自分が配属された部署、そこで担当した仕事や達成した目標、収めた成果など自分のキャリアを伝える部分です。「職務に関わった期間」、「役職や昇進歴」、「具体的な職務内容」、「成果・実績」、「受賞歴」などを、フォントや文字の大きさなどを工夫しながら見やすくまとめていきましょう。
取得した資格や保有している免許をできるだけ具体的に記載していきます。介護職に生かせるスキルや資格は積極的にアピールしましょう。
応募先の介護施設について経営理念などをあらかじめリサーチしておき、その企業にとって自分がどのように役立つことができるかを落とし込んでアピールしていきます。
職務経歴書というのは、自分自身がその企業にとって「必要な人物である」ということを伝えるための大切な書類です。上記の内容を参考にして、効果的に自己アピールできる職務経歴書に仕上げましょう。