【介護職の転職】知人から介護の求人を紹介してもらおう!
2021-10-11 18:18:45
2021-10-11 18:19:38
高齢化社会が進む日本において、安定した職業として注目されているのは介護職です。その理由は、高齢者の増加にともない、介護サービスの需要が益々高まっていくと見込まれているからです。
厚生労働省の調べにおいても、年々必要な介護職員の数が右肩上がりに増えていくと予想されています。
参考)2021年 厚生労働省「第8期介護保険事業計画に基づく介護職員の必要数について」
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000207323_00005.html
このように、先々も需要が見込まれて、将来も安定した仕事があるのは介護職の大きな魅力です。
しかし、介護職に転職を希望する方は、たくさんの介護施設の中から、希望の条件にあう事業所を選ばなくてはなりません。自分で求人情報を探す方は、これが大変な作業となります。
情報収集を妥協してしまうと、「転職したけれど思っていたのとは違う」などになりかねません。そうならないためにも、介護職への転職で役立つ、情報収集の仕方やポイントについて説明していきます。
自分で求人情報を集める方法には、求人サイトやハローワークなどを利用する方法があります。しかし、そのような求人情報の多くは情報記載欄に制限があるため、より詳しい施設についての情報を入手することは困難です。
そのため自分で求人情報を探している方の多くは、介護事業所についてより詳しい情報の調べ方がないかと、悩まれているのではないでしょうか。
そこで紹介するのがホームページを活用する方法です。詳しい介護施設の情報を自分で集めるには、施設のホームページが有効です。多くの介護施設では、ホームページを開設しています。そのホームページには、転職を希望される方にとっても有益な情報がいっぱいです。
ここからはどのような情報が、転職を希望される方にとって重要になるのかを解説していきます。
まずはホームページで確認できる重要な情報は、規模、設備、概要です。それぞれについて解説していきます。
■規模について
どの介護事業所のホームページにも、利用者数または定員数として利用者の人数が表記されています。この人数から、介護事業所の規模を推察しましょう。
定員数が多い場合は、多くの利用者を受け入れられます。これは、効率的な運営が可能となり、安定した事業所の運営がしやすくなります。しかし、定員数が多い場合は、利用者について覚えることも多くなるため業務の負担も増えがちです。
逆に少ない場合は、利用者について覚えることは少なく、業務もシンプルになりやすいです。しかし、定員数が少ないと、利用者が減少すると収益への影響が大きく、事業所の運営面では安定性に欠けます。
■設備について
介護事業所の設備としては、「個室」「個浴」「大浴場」「機能訓練設備」など利用者にとって有益な情報が多く記載されています。しかし、転職を希望される方は職員目線で必要な設備を確認しましょう。
例えば、「リフターなどの移乗用具は豊富にそろっているか」「お風呂場でも職員の負担軽減につながる設備があるか」「利用者用トイレは介護しやすい設計であるか」など、職員の負担軽減を考慮した設備がそろっているか確認しましょう。
介護職は身体への負担が大きい職業です。そのため介護職は腰痛で、仕事ができない状況になることもあります。そのような事態にならないためにも、リフターを導入しているなど、介護職への負担軽減に取り組んでいる事業所を選びましょう。
■概要について
次にホームページで、介護事業所の概要を確認しましょう。概要では次のようなことを確認できます。
・資本金
・設立年月日
・従業員数
・同法人内に別事業所の有無
資本金や設立年月日から、事業所の安定性を確認できます。資本金は多いほど安定した事業運営が可能です。そして設立年月日は古い方が、長く運営をされている実績となります。どちらも安定的な経営には重要な情報ですので、必ず確認しましょう。
次に従業員数です。従業員数が多いほど、介護職の離職率は下がる傾向があります。また、従業員数が少ない事業所は、一人の職員がいろいろな仕事をこなす必要があります。そのため特に従業員数が少ない場合については、転職する前に仕事内容の詳細を確認しておくとよいでしょう。
参考)2017年 厚生労働省「介護労働の現状」
https://www.mhlw.go.jp/content/12602000/000482541.pdf
次にホームページで、同法人内に別の事業所があるかどうかは必ずチェックしましょう。同法人内に別の事業所があれば、転勤の可能性がでてきます。そのため転勤が嫌な方は、同法人内に別の事業所がある場合は、採用される前に必ず転勤があるか確認をしておきましょう。
ホームページには、介護施設の経営理念や方針を記載していることが多いです。
この経営理念や方針は、その介護事業所にとって介護サービスの根幹となります。自分の介護に対する信条とマッチした経営理念や方針であれば、仕事に対するストレスも少ないでしょう。
逆に自分の信条とミスマッチの場合は、運営者や上司に対しての不満の原因となりえます。経営理念や方針を、介護事業所の宣伝文句と思わずにしっかりとチェックしましょう。
雇用形態や雇用条件についても、ホームページで確認できる場合があります。
雇用形態や、雇用条件についても求人情報には載っていないことも、ホームページでは確認できます。例えば、非正規職員から正職員への登用の有無や、登用試験の有無、登用試験が年何回行われるかなどです。
こうしてみると求人に関する情報でも、求人サイトなどに載せきれない情報はたくさんあります。転職先として気になる介護事業所のホームページは、隅々まで確認しておきましょう。
ここまでは、ホームページで得られる情報について解説してきました。その転職を希望する施設の求人情報にたどりつくためには、どのようなサービスを利用すればよいのでしょうか。
自分で求人情報を探す方法として、よく利用されるサービスは以下となります。
・求人サイト
・ハローワーク
・地域情報誌
それぞれのサービスについて、特徴を比較していきます。
比較するのは4項目です。「情報量」は、求人情報に記載されている量となります。「求人エリア」は求人情報を扱っている地域です。また、「更新頻度」は求人情報を更新する頻度、「掲載数」は求人情報の取扱数となります。
■求人サイト
・情報量:多い
・求人エリア:全国
・更新頻度:高い
・掲載数:多い
■ハローワーク
・情報量:少ない
・求人エリア:全国
・更新頻度:高い
・掲載数:多い
■地域情報誌
・情報量:少ない
・求人エリア:主に発刊している地域
・更新頻度:多くても月数回程度
・掲載数:少ない
このように、求人サイトやハローワークでは求人の掲載数が多く、全国の求人情報を探せます。そのため、多くの転職を希望される方から利用されるサービスです。求人サイトは求人情報が多い傾向にあり、ハローワークでは記載欄に制限があるため情報量は少なめとなります。
どちらにせよ、得られる情報には限りがあります。そこで気になる求人があれば、前述したように施設のホームページでより詳しい情報を確認しましょう。
転職を希望される方が求人サイトやハローワークで、求人情報を検索される際によく使う検索キーワードを紹介します。より自分の希望に添った求人情報を、見つけるための手段として活用しましょう。タイプ別にまとめると以下となります。
勤務エリア:「○○市」「○○町」
年齢:「30代」「40代」「年齢不問」
待遇:「転勤なし」「有給消化率」「土日休み」
雇用契約:「正社員」「パート」
職歴:「未経験」「トライアル」「経験不問」
これらをうまく組み合わせて検索することで、自分が望む求人情報を得られやすくなるでしょう。
自分で求人情報を探すには、仕事の空き時間や休日を利用しなければならず、仕事と転職活動の両立が求められます。そのため仕事をしながらの転職活動はとても大変です。そんなときにオススメをするのは紹介会社です。
転職活動のプロである紹介会社を利用することで、多くのメリットがあります。
・希望に添う転職先を紹介してくれる。
・面接などのスケジュール調整をしてくれる。
・面接の仕方、履歴書の書き方を教えてくれる。
・介護施設についてより詳しい内情を教えてくれる。
このように紹介会社を利用すれば、紹介会社が転職活動をサポートしてくれます。紹介会社は仕事をしながらの転職活動にとても重宝します。また紹介会社を利用することで、履歴書の書き方や面接の仕方、電話におけるマナーなど、転職活動に関係する情報を教えてくれるのも魅力です。
何よりもプロである紹介会社には、介護施設に関係する情報をたくさん蓄積しています。希望する介護施設について、紹介会社から情報を聞くことでミスマッチを予防できるでしょう。
自分で求人情報を探す場合は、多くの方が求人サイトやハローワークを利用することでしょう。その理由は、求人サイトやハローワークは全国の求人情報を検索できるからです。しかし、介護施設における細かな情報については足りないことが多いです。
そのため、より詳しい情報を知るためには、施設のホームページを利用します。施設のホームページには転職を希望する方にとっても、有益な情報がたくさん掲載されています。気になる介護施設があれば、ホームページで詳しい情報を確認しましょう。
それでも、自分で求人情報を探すには限界があります。そこで、転職活動のプロである紹介会社の利用がオススメです。
紹介会社を利用すれば、介護施設に関係する情報はもちろん、転職先の紹介、履歴書の書き方など転職活動に役立つ情報が得られます。自分で探す方法と紹介会社を利用する方法、どちらも併用することで希望に添う転職を目指しましょう。