リファラル採用で介護求人をみつけよう!リファラル採用の特徴やメリットをご紹介

2021-09-24 20:51:01

介護職の求人を探す方法の一つとして、注目されているリファラル採用をご存じでしょうか。

リファラルとは、英語で表記すると「Referral」で、「紹介」を意味します。つまりリファラル採用は、社員もしくはOB、OGによる紹介で採用される転職活動のことを指します。

実際に、リファラル採用による転職活動は、他の転職活動方法より採用される確率が高いといわれています。また、介護事業所の内情を、紹介者に詳しく聞けるメリットがあります。

このように、介護職の転職を考えている方にとって、リファラル採用はメリットが多いです。しかし、リファラル採用特有のデメリットもありますので、それぞれについて詳しく紹介していきます。

 

リファラル採用のメリット

株式会社MyReferがリファラル採用実施企業500社に行った実態調査では、「リファラル採用による応募からの内定率が通常の14倍」というデータが出ています。

参考)2019年 株式会社MyRefer「新卒リファラル採用 応募からの内定率が通常の14倍に」

https://myrefer.co.jp/

他にもリファラル採用による採用成果を感じている企業が多数いる、という別の調査結果もあります。

これらからみて、リファラル採用は実際に勤務経験がある方からの紹介のため、他の転職活動に比べると採用率が高いといえるでしょう。

また、知人による紹介ですので、転職を希望する介護事業所の実情を詳しく聞けるでしょう。

他の転職活動にはないメリットをもつリファラル採用。まずはそのメリットについて詳しく解説します。

 

ミスマッチのない転職

リファラル採用の最初のメリットは、ミスマッチのない転職ができることです。

転職活動において一番困るのは、「せっかく転職したのに思っていたのと違う」、「転職したけどすぐに辞めたくなった」など職場と転職者のミスマッチです。転職活動は大変でストレスも多く、心身への負担もかかります。頑張って転職したのに、ミスマッチだとすぐに転職活動が必要となることもあります。

そういう事態は避けたいですよね。

そのようなときには、リファラル採用でミスマッチをなくしましょう。

なぜミスマッチがなくなるかというと、転職を希望する事業所について知人に詳しく聞けるためです。実際に働いている方の情報はとても役立ちます。その情報によって、自分が勤務した後をイメージしやすくなるでしょう。

聞いておくとよい情報としては、以下のようなものが挙げられます。

・職場の雰囲気、働きやすい環境か

・残業の有無、一月の残業時間

・有給休暇や希望休が取りやすいか

・福利厚生がしっかりしているか

・夜勤の回数や、変則勤務の有無について

・給料はどのくらいか

このように、知人にできる限り詳しく情報を聞き出すことが、ミスマッチをなくす方法です。転職する人によって、大事にする条件は異なるでしょう。自分にとって大事な条件をリストアップし、それを一つ一つ、知人に聞くことがリファラル採用での転職を成功させることにつながります。

 

潜在層でも情報収集が可能

次のメリットとして、転職活動に消極的な潜在層でも情報収集を行えることです。

転職者には「顕在層」「潜在層」という2つのタイプがあります。

転職の顕在層は、今すぐにでも転職をしたいと考えている転職者です。具体的に、「数か月以内に転職したい」、「転職を機にキャリアアップしたい」、というように目標をもって積極的に転職活動をしている方です。

反対に転職の潜在層は、今すぐの転職は考えていない方となります。例えば、「現在の仕事に不満があり、ゆくゆくは転職しようかな」や、専業主婦の方で「子育てが一段落してから仕事をしようかな」のような、どちらかというと転職活動に消極的な方を指します。

潜在層のような転職活動に消極的なのに情報収集ができることは、リファラル採用のメリットです。なぜなら知人であれば転職に消極的であっても、または転職するまでの期間が長くても、介護事業所について詳しく聞けますよね。

 

離職率が低い

最後のメリットとして、リファラル採用は離職率が低いことです。

知人による紹介は、先述したように転職する前から詳しい事業所の実情を把握できます。これは、ミスマッチを防ぐためには非常に重要で、ミスマッチを防げれば必然と離職率は下がります。

それ以外にも離職率を下げる理由は、就職した後も知人によるサポートが受けられることです。

実際に働いている方から紹介を受けた場合は、転職した直後のストレスや不安の多い時期に、知り合いから必要なサポートを受けやすくなります。このサポートがあることで業務の流れや、仕事の仕方などはスムーズに覚えられるでしょう。

そして仕事に慣れてくれば、同僚として仕事の不安や不満、やりがいや喜びを共有できる仲間として一緒に支えあうことで、より長く働けるようになります。

 

リファラル採用のデメリット

リファラル採用は職員から紹介されるため、よく勘違いされることがあります。それは、職員から紹介されたとしても、必ず採用されるとは限らないことです。リファラル採用についても、他の採用方法と同様に面接や試験があり、その過程で採用に至らないこともあります。

そのような事態になった場合に、紹介した方、紹介された方ともに気まずくなります。また、紹介した方は面目をつぶされることになり、会社への不信感が生まれることにもなるでしょう。

このようにリファラル採用にはメリットばかりではありません。知人から紹介されるという方法のため、特有のデメリットもあります。ここからは、デメリットについて解説していきます。

 

時間がかかる

最初のデメリットとしては、転職するまでに時間がかかることです。

リファラル採用は、知人に職場を紹介されることから始まります。そして、施設の雰囲気であったり、給与についてであったり、福利厚生であったりと気になることを知人の職員に聞きます。そこで、被紹介者が転職したいと希望して、知人の職員は初めて採用担当者に連絡を行うでしょう。

つまり、被採用者は採用担当者と連絡を取れるようになるまでに、数多くの手順を踏む必要があります。そのため、採用担当者へ直に連絡を取る転職方法と比べ、どうしても採用までに時間がかかります。

 

紹介者と被紹介者の関係性の悪化

次のデメリットは、紹介者と被紹介者の関係性が悪化した場合です。

紹介される段階では、紹介者と被紹介者が仲の良い間柄で採用に至ったとしても、就業後も仲が良いとは限りません。お互いに同じ事業所で仕事をするようになると、初めてわかる部分もあるでしょう。それにより、疎遠になったり、仲が悪くなったりと関係性に変化することも珍しくありません。

そのようになった場合は、紹介された側、紹介した側ともに気まずく、同じ事業所で働き続けることが困難になることもあります。

 

モチベーションダウン

最後のデメリットとしては、ときにはモチベーションダウンにつながることです。

リファラル採用では、紹介者との関係性が、被紹介者である転職者に大きな影響を及ぼします。例えば、先述したように関係性が悪化した場合や、紹介者が離職してしまった場合などです。紹介者が辞めてしまうと、被紹介者がそのまま職場に居づらい雰囲気となることも考えられます。

このように、紹介者の要因による、モチベーションダウンの可能性がリファラル採用のデメリットとなります。

 

リファラル採用だけではなく紹介会社を利用してみよう

このように、リファラル採用には少なからずデメリットがあります。そこで、リファラル採用のデメリットを補填するためにも、オススメをしたいのが介護専門の紹介会社を利用することです。

紹介会社で得られるメリットはこちらです。

・介護施設の詳細な情報について聞ける

・複数の介護施設の情報を比較できる

・履歴書の書き方など教えてくれる

・採用担当者に連絡をしてくれる

このように、紹介会社では、リファラル採用のメリットでもある介護施設の情報を聞くことも可能です。さらには、紹介会社は複数の介護施設に関する情報を持ち合わせており、複数の施設を転職先として比較することもできます。

知人の紹介はもちろん大事です。それに加えて、介護専門の紹介会社を併用することで、より自分の望む転職活動を行えるでしょう。