介護職の転職に最適なタイミングはある?

2020-03-06 15:05:31

介護職への転職を成功させるためには、しっかり転職計画を立てた上で転職活動を行うことが必要です。転職後に「こんなはずではなかった」と後悔することがないように、事前の情報収集も忘れずに。

そこで今回は、介護職への転職を考えている方のために、介護職の転職に最適なタイミングと、転職活動のポイントを詳しく紹介していきます。

介護職への転職時期の決め方

転職を成功させる上で大切なのが、そのタイミングです。業種によっては転職時期によって求人数が大きく変わってきたり、より好条件での転職が可能になったりするケースもあります。では、介護職へ転職をする場合には、いつが最適なタイミングなのでしょうか。

介護業界は時期を問わずに求人があることも多い業界のため、介護職への転職を検討する場合には、基本的に現在働いている職場でのベストなタイミングを見極めて転職計画を立てるのが理想的でしょう。

例えば、今の職場でボーナスが支給されるのであれば、それよりも前に辞めてしまうのは得策ではありませんし、退職を申し出る時期が就業規則によって定められている場合には、その時期を守る必要があります。

また、「立つ鳥跡を濁さず」という言葉があるように、例えその職場に不満があって転職を決めた場合でも、できるだけ気持ちよく円満に退職をするのが理想的です。業務の引き継ぎなどが必要な場合には、その時間もきちんと確保した上で計画的に転職時期を決めるようにしましょう。

介護職の転職に最適なタイミングは?

介護職は基本的には時期を問わずに年間を通して求人がありますが、その中でも得に求人が多くなるのが、9月〜10月、1月〜3月だと言われています。

これは、ボーナスをもらってから退職をする人が多く、引き継ぎなどに必要な時間を含むとボーナスが支給されてから1ヶ月後が退職のピークになるためです。あらかじめその時期に求人が増えることを狙って、転職計画を立てていくのが理想的ではないでしょうか。

また、介護施設が新規オープンする際にもまとまった求人が発生するケースも多いため、介護職への転職を希望する場合には、こまめな情報収集も大切です。一般的に介護職に繁忙期というものはありませんが、人事異動の増える時期などは転職先の環境も落ち着かないため、スムーズに仕事に慣れていきたいという方はそのタイミングを外した方が良いでしょう。

計画的に進めよう!転職までのスケジュールの目安

では、実際に介護職への転職をする場合、転職活動を初めてから新しい職場への入社までにどのくらいの期間がかかるのでしょうか。転職に必要な期間というのは、その人の持っているスキルや転職の条件などによっても異なるため一概には言えませんが、人員を求めている職場も多いため他の業種と比べると内定をもらえるまでの期間は短い傾向にあります。

とは言え、今働いている仕事を辞めてから転職活動をするというのはリスクが大きいため、働きながら転職活動をするのがおすすめです。現在の職場の就業規則で退職を申し出る時期が定められている場合には、転職先の面接を受ける際に「いつからの入社が可能なのか」ということをきちんと伝えるようにしましょう。

転職を決めたらどうする?円満退職のコツ

転職活動は転職先から内定をもらうだけではなく、現在の職場を円満に退職して初めて「転職成功」と言えます。では、実際に転職が決まった場合、どのような手順で退職への準備を進めていけば良いのでしょうか。円満退職するためのコツを詳しく見ていきましょう。

上司への報告

退職が決まったら、できるだけ早く上司へ退職の意向を伝えるのがマナーです。メールや電話で伝えるのではなく、直属の上司に対面で伝えるようにしましょう。

退職・入社時期の調整

退職の意向を上司に伝えたら、退職時期の調整をしていきます。辞めた後に迷惑がかかることがないように、引き継ぎに必要な時間は余裕を持って確保しておきましょう。転職先への入社時期は原則として面接の際に伝えておくのがマナーです。あらかじめ就業規則などを確認して、いつごろの入社になるのかをきちんと伝えておきましょう。現在の職場との調整の結果、面接時に伝えた時期よりも入社が遅れてしまう時には、必ず転職先に伝えることも忘れずに。

繁忙期を避ける

繁忙期に人が抜けたり新しい人が入ったりするというのは、企業にとっても大きな負担になってしまうものです。円満退職を希望するのであれば、繁忙期の退職は避けるのが理想的でしょう。引き継ぎに必要な期間などを踏まえた上で、どの時期がベストなのかを正しく見極めて計画を立てましょう。

介護職への転職を検討する際には、ぜひ上記の内容を参考にした上で転職計画を立て、後悔のない転職を実現しましょう。