インターネットインフィニティーがケアマネ対象の調査を実施
2021-10-01 10:11:00
2021-10-05 10:16:42
日本水産株式会社は、10月1日、白身魚であるスケソウダラの「速筋タンパク」に関する要介護高齢者を対象とした研究成果を発表しました。
2009年、同社の食品機能科学研究所ではスケソウダラのタンパク質の筋肉増加効果について愛媛大学と研究をスタート。2018年3月にはAPP研究会を立ち上げ、愛媛大学・東京大学・徳島大学など18の大学や研究機関等と共同研究を重ねてきました。
研究グループは、四肢の骨格筋量指数(以下、SMI)・体重・下腿周囲長・握力・歩行速度の評価を行うため、施設に入所している要介護高齢者21名にスケソウダラの「速筋タンパク」4.5グラムを含有した試験食を12週間毎日摂取してもらいました。
その結果、試験開始後12週目でSMI・体重・握力が有意に増加していることがわかりましたが、歩行スピードがあがることは認められませんでした。
要介護高齢者にとって、運動をすることは難しいケースがあります。今回の試験期間中も特別な運動をすることなく、通常通りの日常生活を維持してもらいました。
今回の研究では、要介護高齢者が特別な運動をしなくてもスケソウダラの「速筋タンパク」の摂取が骨格筋量と筋力増加につながることが判明。すなわち、運動介入が困難な要介護高齢者に対する骨格筋量や筋力の「改善方法」となり得る可能性が明らかになりました。
同社は今後も引き続き、水産物が持つ特徴的な機能に着目した研究をすすめ、人々の健康に貢献していきたいとしています。
(画像はプレスリリースより)
【インフォメーション】
日本水産株式会社 プレスリリース