ケアマネのCKD(慢性腎臓病)に関する理解と意識調査、学びの機会が必要

2022-06-09 13:02:57

腎機能低下で「受診すべき」9割以上

株式会社インターネットインフィニティーは、ケアマネージャー向けサイト「ケアマネジメント・オンライン」において、要介護高齢者の医薬品独自調査サービス「CMNRメディカル」を行っています。

アンケートの回答者はケアマネージャー370名、今回は利用者のCKD(慢性腎臓病)への理解度や働きかけについて調査し、2022年5月31日に結果を発表しました。

ケアマネージャーに、検診で腎機能の低下を指摘されたら「今すぐ受診すべき」との回答は31.4%、「なるべく早く受診すべき」は60.3%です。

利用者家族の腎不全(透析の導入)を予防する働きかけについて「積極的にしたい」は22.7%、「なるべくしたい」は37.3%、「簡単にできるならしたい」33.5%となりました。

 

 

CKDや予防に関する学びの機会、7割以上が「なし」

CKDに関する知識を聞いたところ、「進行すると人工透析が必要になる」は78.1%、「自然に治ることはない」67.6%などがおおくあげられます。

また「腎臓の働きが健康な人の60%以下になる」27.8%、「加齢に伴って患者が増える」46.5%、「尿検査や血液検査で分かる」51.1%など、必要な知識で正解率が比較的低いことが分かっています。

「CKD治療や透析予防に関する学びの機会」の頻度を尋ねたところ、72.2%が「全くない」と回答しました。

ケアマネージャーが担当する利用者のうち、CKDの診断を受けているのは30.28人中1.26人で比較的少ないことからも、利用者に対するCKD予防は意欲的ではあるものの、知識不足が懸念されると報告しています。

(画像はプレスリリースより)

 

【インフォメーション】

インターネットインフィニティーのプレス(PRTIMES)

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000141.000012000.html