介護職の負担を軽減する「ボディメカニクス」をわかりやすく解説
2022-04-25 17:51:00
2022-04-26 13:42:33
岩谷産業株式会社と株式会社JDSCは協業し、フレイルリスク検知の高度化・予防サービスの開発に着手すると2022年4月20日に発表しました。この協業において、3月から4月にかけてフレイル(虚弱)を検知するための実証実験を行っています。
具体的には、データ使用許可を得た岩谷産業のLPガス顧客を対象に、IoTプラットフォーム「イワタニゲートウェイ」を設置。各家庭でのガス・電気使用量データを収集し、顧客には宅内での行動を記録してもらいます。
そこで収集されたデータを、JDSCが分析。JDSCは、2020年に東京大学・合同会社ネコリコ(中部電力グループ)と共同で、三重県東員町での電力使用量データを解析しフレイルリスクを検知するAIを開発しています。
その技術を使ってガス・電気の使用量データに加え、利用者の記録データから「食事」や「入浴」など行動の推定・行動の変化を読み取り、フレイル検知の精度を高めていきます。
フレイルは、介護が必要となる前段階で、65歳以上の高齢者のうち、11.5%がフレイルの状態にあるという研究報告もあります。
一度介護が必要になると、もとに戻るのは困難と言われており、元気なうちからフレイルを予防するために、運動不足の解消や食事の改善など対策が求められています。
今回の実証で両社は、収集・解析したデータをフレイル防止に関わる生活習慣の改善や、予防につながるサービスの開発に活用する予定です。
(画像はプレスリリースより)
【インフォメーション】
株式会社JDSCのプレスリリース