岩谷産業株、JDSCとフレイルリスク検知のAIを活用した予防サービスの開発

2022-04-26 13:42:33

フレイル検知の実証実験

岩谷産業株式会社と株式会社JDSCは協業し、フレイルリスク検知の高度化・予防サービスの開発に着手すると2022年4月20日に発表しました。この協業において、3月から4月にかけてフレイル(虚弱)を検知するための実証実験を行っています。

具体的には、データ使用許可を得た岩谷産業のLPガス顧客を対象に、IoTプラットフォーム「イワタニゲートウェイ」を設置。各家庭でのガス・電気使用量データを収集し、顧客には宅内での行動を記録してもらいます。

そこで収集されたデータを、JDSCが分析。JDSCは、2020年に東京大学・合同会社ネコリコ(中部電力グループ)と共同で、三重県東員町での電力使用量データを解析しフレイルリスクを検知するAIを開発しています。

その技術を使ってガス・電気の使用量データに加え、利用者の記録データから「食事」や「入浴」など行動の推定・行動の変化を読み取り、フレイル検知の精度を高めていきます。

 

 

フレイル予防・対策の重要性

フレイルは、介護が必要となる前段階で、65歳以上の高齢者のうち、11.5%がフレイルの状態にあるという研究報告もあります。

一度介護が必要になると、もとに戻るのは困難と言われており、元気なうちからフレイルを予防するために、運動不足の解消や食事の改善など対策が求められています。

今回の実証で両社は、収集・解析したデータをフレイル防止に関わる生活習慣の改善や、予防につながるサービスの開発に活用する予定です。

(画像はプレスリリースより)

 

【インフォメーション】

株式会社JDSCのプレスリリース

https://jdsc.ai/news/