FRONTEO、転倒転落予測AIシステムを「Coroban Care」として販売

2022-08-01 17:11:06

介護施設向けに販売

株式会社FRONTEOは、転倒転落予測AIシステムを開発し、2022年7月20日より「Coroban Care」として介護施設向けに販売しています。

「Coroban」は、同社がエーザイ株式会社と共同で開発した医療機関向けのシステムで、電子カルテの看護記録から、入院患者の転倒転落リスクを評価・予測し、アラートを表示するというものです。

そして今年2月に、介護記録から介護施設利用者の転倒転落を予測する機能を追加したことから、「Coroban Care」というブランド名で販売することになりました。

高齢者の転倒や転落は、要介護・寝たきり、認知症などの進行につながるリスクがあるだけでなく、死亡にいたる可能性もあるため、医療機関だけでなく介護の現場でも様々な対策や対応が求められています。

 

 

求められる介護現場の転倒転落リスク対策

同システムは、患者の状態と電子化された記録を読み取り、同社が開発した自然言語解析AI「Concept Encoder(コンセプトエンコーダー)」によってリスクに備えることができるもので、2020年に特許を取得し、日本転倒予防学会で推奨品として認定されています。

同社は、医療機関だけでなく様々なビジネスを支援するデータ解析を展開していますが、医療・介護現場の急務となる課題の解決に向けたソリューションとして今回の「Coroban Care」を開発しました。

今後もAIを活用したシステムの研究開発を進め、医療・介護業界のサポートを行いながら、高齢社会のQOL(Quality of Life)向上を目指すとしています。

(画像はプレスリリースより)

 

【インフォメーション】

株式会社FRONTEOのプレスリリース

https://www.fronteo.com/202207020