認知症本人大使「岐阜県認知症希望大使」を委嘱

2021-09-21 10:19:38

岐阜県初の希望大使を任命

岐阜県は、9月16日、「岐阜県認知症希望大使」を創設し、県内初の希望大使となる2名の人を委嘱することを発表しました。

令和元年6月策定による国の認知症施策推進大綱では、「本人発信支援」として認知症の人本人による発信の機会の拡大が掲げられ、翌令和2年1月、国は5人の「希望大使」を任命。各都道府県にも地域版希望大使の創設が求められることになりました。

 

認知症になっても希望を持てる社会に

今回「岐阜県認知症希望大使」として任命されたのは、56歳の時に「若年性アルツハイマー型認知症」と診断された高見 武司(たかみ たけし)さんと林田 光市(はやしだ こういち)さんです。

これまで高見さんは、就労移行支援事業所へ通いながら認知症普及啓発のための研修会等で自らの体験談を話す、当事者委員として会議へ出席するといった活動を行ってきました。

一方、林田さんは内藤記念くすり博物館で就労しながらキャラバン・メイトとして地域での認知症サポーター養成講座で講師を務めてきました。

今後、高見さんと林田さんは県が実施する認知症の普及啓発活動への参加や協力、認知症サポーター養成講座の講師であるキャラバン・メイトへの協力、認知症サポーター活動への協力などの活動を行う予定です。

この取り組みでは、認知症の人本人が自らの言葉で前向きに暮らせる姿を発信します。県では認知症の人や支援者の人々の希望につなげ、住み慣れた地域の中で自分らしく安心して暮らし続けられる社会の構築を目指す考えです。

(画像はホームページより)

 

【インフォメーション】

岐阜県 プレスリリース

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岐阜県 ホームページ

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