大阪精神医療センター×ハタプロ 新たな認知機能トレーニング法に関する臨床研究を開始

2022-01-11 10:28:12

認知症患者が自宅でできる認知機能改善への取り組み

地方独立行政法人 大阪府立病院機構 大阪精神医療センターと株式会社ハタプロは、在宅で実施可能な「AIロボットを用いた新たな認知機能トレーニング法」に関する臨床研究をスタートしました。

 

 

デジタルが苦手な高齢者でも操作可能

今回開発した「AIロボットを用いた新しい認知機能トレーニング法」は、注意力、判断力、遂行機能、言語機能といった認知機能トレーニングの課題に自宅で継続的に取り組める内容としました。

使用するAIロボットは、認知機能トレーニング課題を音声で読み上げながら、連携する専用タブレットアプリ画面にイラストやテキスト等を表示。利用者は画面操作だけでなく対話で回答することも可能です。

自宅に設置されたAIロボットは、トレーニングのタイミングになるとAIロボットが自動で呼びかけて取り組みを促し、利用者の回答内容によって認知機能トレーニング課題の難易度を変更します。

 

 

認知症に伴う社会負担を軽減

軽度認知機能低下や認知症の患者に関しては、適切な認知機能改善トレーニングによる介入を自宅等で行うことが適切と考えられていますが、医療従事者等が毎回これらのトレーニングに関わることは難しい状況です。

両者はこの研究を通じ、人的労力をかけずに実施できる効果的な認知機能維持・改善トレーニングのシステムを構築することで、健康寿命の延伸や認知症に伴う社会負担の軽減につなげたいとしています。

(画像はプレスリリースより)

 

【インフォメーション】

株式会社ハタプロ プレスリリース

https://hatapro.co.jp/news/20220105_zukku/

株式会社ハタプロ ホームページ

http://hatapro.co.jp/

地方独立行政法人 大阪府立病院機構 大阪精神医療センター ホームページ

https://pmc.opho.jp/index.html