大阪精神医療センター×ハタプロ 新たな認知機能トレーニング法に関する臨床研究を開始
2022-01-11 10:28:00
2022-01-11 10:39:35
ハウス食品グループ本社株式会社は、1月7日、東京大学 五十嵐中客員准教授、二松学舎大学 小久保欣哉准教授との共同研究によって、カレーの長期的かつ頻繁な摂食と良好な認知機能との関係を確認したことを発表しました。
今回の研究にあたり、同社はカレー摂食頻度の高い高齢者で認知機能が良好に保たれていることがシンガポールの疫学研究の結果として報告されていることに注目。そこで、日本人においても同様の傾向が確認されるかを調査しました。
研究グループは、50歳以上の一般生活者を対象に「調査直前1年間」(短期)と「成人以降で調査1年前まで」(長期)のカレー摂食頻度について認知機能との関係を調べたところ、長期のカレー摂食頻度が高いほど、認知機能が有意に良好であることが判明。
また、短期のカレー摂食頻度「高頻度群(月2回以上)」だけ、または「低頻度群(月2回未満)」だけにおいても同様の解析を行ったところ、長期のカレー摂食頻度と認知機能との関係については、短期のカレーの摂食状況も重要であることがわかりました。
今回の研究結果から、日本人の中高齢集団においてカレーを長期的にかつ高頻度に摂食してきた習慣は、良好な認知機能と関連する可能性を示していることがわかりました。
同社は今後、カレー摂食が認知機能に及ぼす影響についてさらなる研究をすすめるとともに、カレーやスパイスの摂食が他の健康機能に及ぼす良い影響についても引き続き研究を行う考えです。
(画像はプレスリリースより)
【インフォメーション】
ハウス食品グループ本社株式会社 プレスリリース