クラウド型介護システムと見守り介護ロボットのシステム連携で事務負担軽減

2021-09-30 11:43:31

システム連携による効率性と有効性

株式会社グッドツリーと株式会社バイオシルバーは、両社の提供するシステムの連携を開始したと2021年9月28日に発表しました。

スタッフの事務作業負担を軽減し、業務効率化だけでなくスタッフによる介護サービスの向上に寄与するとしています。

今回の連携により、バイオシルバーの見守り介護ロボット「aams(アアムス)」が取得したデータを、グッドツリーのクラウド型介護システム「ケア樹」の介護記録にリアルタイムで記録されることになります。

見守りシステムが検知した内容がそのまま「ケア樹」のバイタルチェックや状態観察に自動的に記録されるため、スタッフが日時や内容を再入力するといった事務作業がなくなります。

システム連携に先駆け、2021年8月末から9月初旬にかけて社会福祉法人大樹「ほくと苑」で検証を行ったところ、特に夜間作業で大きな有効性を示したと報告しています。

発報の記録や正確なアラート時間が自動入力されており、その効率性はもちろん、翌朝のスタッフとの情報共有がスムーズに行えたこと、異なるシフトでもスタッフ間の共通認識を持ち適切な対応が可能になったことなどを評価しています。

 

業務支援の「ケア樹」と見守りの「aams」とは

「ケア樹」は、東日本大震災から天災によるデータ消失のリスクを軽減する目的で開発されたクラウド型の介護記録システムです。介護請求、介護記録、各種報告書、計画書などの帳票を提供し、パソコンだけでなくiPadからなど誰でも簡単に作業が行えます。

一方の「aams」はベッドマットレスの下に設置するのみで介護者の心拍・呼吸・体動、睡眠などの状態をリアルタイムで検知。システム連携しやすく、「ケア樹」のような業務支援ツールやナースコールとの連携も行えるというものです。

(画像はプレスリリースより)

 

【インフォメーション】

株式会社グッドツリーのプレスリリース(PRTIMES)

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000021.000022742.html