国際医療福祉大学×パナソニック×品川区 IoTデータを活用したケアマネジメントの効果検証に関する共同研究を開始

2021-11-02 17:18:57

大学の知見とデジタル技術を融合

学校法人国際医療福祉大学(以下、国際医療福祉大学)とパナソニック株式会社(以下、パナソニック)は、IoTデータを活用したケアマネジメントの効果検証に関する共同研究を2021年10月よりスタートしました。

パナソニックは、2019年度よりIoTを活用して要介護高齢者の在宅介護を支える「デジタル・ケアマネジメント」の実証を開始。2021年度は東京都品川区でもスタートしており、現在13件の実証を進めています。

 

 

IoTを活用した科学的介護の介入研究

現在、日本の介護保険制度においては、科学的介護情報システム(LIFE)の本格運用がスタート。

しかし、施設で生活する要介護高齢者については、職員の介護記録を基に24時間を網羅する情報収集が可能な一方、在宅で生活する要介護高齢者について生活全体を網羅した情報収集は難しいのが現状です。

これに対し、デジタル・ケアマネジメントでは、自宅内に設置したIoT機器を通じて、24時間365日にわたり介護職員の負担なく情報収集ができます。さらに、そのデータを蓄積・分析しケアマネジャーに提供することで、エビデンスに基づくケアマネジメントの実践にもつながります。

今回の共同研究では、品川区の実証事例が評価対象。ケアマネジメントの質向上への寄与について効果検証を行うことで、エビデンスベースによる高齢者の「在宅介護の実現」を目指します。

国際医療福祉大学およびパナソニックは、この研究の成果をケアマネジメントの質の向上に役立てるとともに、高齢者の生活機能および生活の質の向上に貢献していく考えです。

(画像はプレスリリースより)

 

 

【インフォメーション】

パナソニック株式会社/学校法人国際医療福祉大学 プレスリリース

https://news.panasonic.com/