離れて暮らす親子のコミュニケーション、健康状態の把握にギャップが

2021-11-02 17:23:30

子どもは親の健康状態を把握しているか

見守りサービス「ドシテル」を提供しているグローバルライフソリューションズ株式会社は、「離れて暮らす親子のコミュニケーションに関する調査」を行い、2021年11月1日に結果を発表しました。

同調査は、子と離れて暮らす70歳以上の単身の親166名、70歳以上の単身の親と離れて暮らす子150名からの回答をまとめ、健康状態の認識の違いを明らかにしたものです。

体調や健康状態に関する事柄で自分に当てはまることは、「薬を服用している」が66.9%、「定期的に通院している」66.3%、「生活習慣病がある」40.4%、「視力が衰えてきた」31.3%、などがあげられています。

それに対し子どもが知っているかどうか聞いたところ、薬の服用や通院などは理解しているものの、「熟睡できない、夜中に目が覚める」という親が18.1%いるのに対し、把握している子どもは3.6%でした。

子どもが親に対して感じている不安内容は「介護」で44.7%、「親が病気やけがで入院した時の対応」が36.7%です。

 

 

親は本当のことを話していない?

体調や健康状態の心配事を「すべて話している・話していると思う」と回答した親は31.3%、同じように回答した子どもは9.3%、「大体のことは話している、話していると思う」と回答した親は55.4%、子どもは59.3%でした。

親が自分のことについて本当のことを話していない理由は、「自分に余計な心配をかけたくない気持ちから」が47.8%、「自分が必要以上に心配すると思っているから」は30.1%です。

レポートでは、質問の回答ごとに介護・暮らしジャーナリストのコメントを掲載しています。親は子どもに心配をかけたくないと考える傾向にあることから、コミュニケーションだけでは認識が十分ではないことを指摘。普段の生活を確認できるツールは子どもの心的負担を軽減するのに役立つと述べています。

(画像はプレスリリースより)

 

 

【インフォメーション】

グローバルライフソリューションズのプレスリリース

https://kadenfan.hitachi.co.jp/doshiteru/letter211101.pdf

グローバルライフソリューションズのプレス(PRTIMES)

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000120.000027680.html