介護離職はなぜ起こるのか、社会問題の提起と解決を促す調査レポート

2022-06-14 13:17:46

施設に入居できない理由とは

株式会社LINKは、「介護離職が起こる原因と解決の方法」の調査レポートを2022年6月7日に発表しました。現代の社会問題となっている、介護離職という選択肢を選ばない働き方について提案しています。

施設入居ができない理由は「本人が入居を拒否する」が40.5%で、自宅での生活を希望していること、「入居させる予算がない」が31.0%で金銭的な負担があげられています。

他にも「入居資格がない」17.6%、「入居させたい施設がない」14.2%など、制度上の問題や立地条件など様々な事情があることが分かりました。

 

 

在宅介護を選ぶ理由とは

また、在宅介護をしている理由は「自分で介護したいと思っているから」40.5%、「介護するのが義務だと感じているから」27.5%と、自分の意志や希望で介護をしている人の割合は68%、「他に家族がいない」も33.3%と2番目に高い割合です。

別の理由では、「介護保険サービスでは賄いきれていない」も16.0%あります。介護保険サービスについて、「知っているが具体的なサービスは知らない」が全体の46.8%、「ほとんど知らない」は14.2%です。

在宅介護者における介護保険外サービスについて、知っている人は49.9%と約半数、利用している人は21.1%で多くが介護保険外サービスを認知していないことが分かります。

 

 

介護保険の利用と社会の理解

レポートでは、介護保険サービスを介護者本人が希望しない割合が約40%と高い割合であることも報告しています。

同レポートは、無料で閲覧が可能です。ケアマネージャーとの適切なやりとり、介護保険サービスへの周知、介護保険の給付額や企業の介護に対する理解や支援などについてなどいくつかの解決方法をまとめています。

(画像はプレスリリースより)

 

【インフォメーション】

株式会社LINKのプレスリリース

https://link-cocokara.jp/news/1000/