介護離職はなぜ起こるのか、社会問題の提起と解決を促す調査レポート
2022-06-14 13:17:00
2022-06-14 13:22:38
株式会社オトバンクは、関西福祉科学大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 重森健太教授と、社会医療法人 生長会 ベルピアノ病院 リハビリテーション室と共同で、高齢者の認知症予防トレーニングに関する研究を実施し、2022年6月9日に結果を発表しました。
この研究は、ベルピアノ病院通所リハビリテーションを利用している65歳以上の要支援高齢者55名を対象に行い、オトバンクのオーディオブック配信サービス「audiobook.jp」が、認知トレーニングの1つであるデュアルタスクに効果があるかを調べたものです。
デュアルタスクとは、同時進行で2つのタスクに注意を向ける訓練で、一般的には「歩きながら計算する」「足踏みしながらしりとりをする」といったような、運動に脳トレーニングを取り入れたものです。
運動することで、加齢の影響を受けやすい脳の前頭葉を活性化させることを目的としています。
今回は、「運動のみ」「運動と計算」「運動とオーディオブック」と3つの条件で実験を行い、重森教授らが運動中の前頭葉ワーキングメモリ領域の脳血流反応を比較しました。その結果、「運動と計算」「運動とオーディオブック」は、同等の脳血流反応が認められました。
オーディオブックを活用したデュアルタスクの有効性が示されたことから、新しい認知トレーニングのツールとして期待できると報告しています。
同研究は、日本早期認知症学会で発表され、同学会のシンポジウムでも取り上げられました。また、保健医療学雑誌にも論文が掲載されています。
(画像はプレスリリースより)
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株式会社オトバンクのプレスリリース