転倒による骨折ゼロを目指して!衝撃を吸収する床「ころやわ」に1.4億円の資金調達

2021-11-09 12:29:56

「ころやわ」の生産拡充へ

株式会社Magic Shieldsは、高齢者の転倒で骨折などのリスクを軽減する床「ころやわ」を開発・販売しています。病院や高齢者施設からの発注の増加を受け、生産設備の拡充と新商品の開発のため第三者割当増資により1.4億円の資金調達を受けたことを2021年11月5日に発表しました。

出資したのはインクルージョン・ジャパン株式会社、株式会社Monozukuri Ventures、信金キャピタル株式会社、株式会社グロービスの4社です。高齢化社会の課題を解決する実用性と、世界にも通用する将来性などから高い評価を受け、今回の支援を実現しました。

 

 

高齢者の骨折を軽減する床

Magic Shieldsは、自動車工学と医学をベースにした「メカニカル・メタマテリアル」の研究開発を行うスタートアップ企業です。

同社が開発した「ころやわ」は、「可変剛性構造体」を使った床・マットであり、「歩行安定性」と「衝撃吸収性」の両方を備えています。歩行時や杖、車いすを使っての移動でも沈み込むことがない硬さを維持しながら、椅子やベッド、車いす、歩行での転倒による骨折のリスクを軽減します。

高齢者による骨折は年間100万人とも言われており、「要介護」の原因の1つとされています。

これまでは「転ばせない、1人で歩かせない」という対策が行われてきましたが、見守り・付き添いができる家族や介護人材が不足していること、そのために運動を制限しなければならず、認知症などほかの病気を進行させていることなど悪循環となっています。

今回の出資により、「ころやわ」の量産体制を整え、骨折からの要介護や寝たきりをなくしてすべての人が自分の意思で自由に動ける社会づくりを目指すとしています。

(画像はプレスリリースより)

 

 

【インフォメーション】

株式会社Magic Shieldsのプレスリリース(PRTIMES)

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000078980.html