フィリップス、青森市と認知症予防の地域包括ケア基盤構築に向けた実証開始

2022-05-23 17:15:23

青森市と健康寿命延伸を目指す

株式会社フィリップス・ジャパンは、青森市と健康寿命延伸を目指す事業「あおもりヘルステックコンソーシアム」を結成し、フレイル予防やみまもりなどの様々なサービスを展開しています。

その中で、同事業に参画している株式会社エナジーゲートウェイが開発した、認知機能低下を予測する新サービスの基盤整備と社会実装に向けた実証実験を推進することになったと2022年5月17日に発表しています。

 

 

電力データのモニタリングで行動分析

今回の実証では、エナジーゲートウェイが家庭の電力情報などからデータを収集し、独自のアルゴリズムを活用して軽度認知障害の検知を行い、青森市は自治体との連携やフィールドの調整、効果検証や事業の評価を行います。

フィリップス・ジャパンは取得されたデータの活用、またコンソーシアム参画企業との協働を推進しながら「予防・早期発見・見守り」の包括支援の基盤整備に取り組んでいきます。

具体的には、電子レンジや洗濯機など家電の使用状況をダッシュボードでモニタリングし、心身機能の低下の予兆などが検知された場合、対象者の病院受診などにつなげるというものです。

 

 

「ケア」から「予防」への取り組み

青森市の高齢化率は33.3%で、全国平均の28.8%を上回っています。また青森市内で行った調査では、42.7%が認知機能低下のリスクがあることが分かりました。

青森市ではこれまでも認知症ケアによる取り組みを行ってきましたが、高齢者の自立を目指して認知症予防と早期発見に重点を置き、今回の事業を進めることになりました。

(画像はフィリップス・ジャパンの公式ホームページより)

 

【インフォメーション】

フィリップス・ジャパンのプレスリリース(PRTIMES)

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000150.000019698.html