エクシングなど「健康王国レク for Pepper」で臨床試験を実施

2021-09-30 10:32:52

医療・福祉現場の人員不足の課題を解決

株式会社エクシングと徳島大学は、同社が開発した介護施設向けレクリエーションアプリ「健康王国レク for Pepper」を使用した臨床試験を実施し、「人型対話ロボット(Caring Nurse Robot: CNR)と連携した高齢者のためのケアリングとしての看護の方法の開発」に取り組んでいます。

現在、高齢者施設等では患者のリハビリテーションを行う作業療法士や理学療法士の人員不足が深刻です。

また、高齢者の認知症予防対策として、双方向のコミュニケーションや交流は有効な手段の一つと考えられていることを受け、両者は臨床試験の結果をもとにリハビリテーションの支援を行うためのデータベース(マルチモーダルデータベース: MMD)を開発する予定。

リハビリテーションを行う際、このMMDを活用し体操のインストラクター役をロボットがつとめることで療法士はより患者に向き合い寄り添うことが可能となるほか、ロボットによる優しさにあふれた声掛けが患者のリハビリテーション意欲をかきたてるのではないかと考えられています。

 

高品質な介護サービスの提供と業務効率化に貢献

2021年度に改定された介護報酬では、テクノロジーの活用による介護サービスの質の向上、および業務効率化を推進することが考慮されるようになりました。

同社は今後、MMDを用いた人工知能、およびロボットの統合アプリケーションの開発を行うことで患者や施設利用者をはじめ職員にとって役に立つサービスを提供していく考えです。

(画像はプレスリリースより)

 

【インフォメーション】

株式会社エクシング プレスリリース

https://xing.co.jp/archives/18695