厚生労働省、介護保険事業状況報告・令和3年7月分を発表
2021-10-08 10:02:00
2021-10-08 10:05:50
株式会社テレノイドケアは、高齢者の好みや個性、ケアの注意などケアスタッフ間で共有できるSaaS型サービス「ChatterBox(チャターボックス)」を開発、販売を開始したと2021年10月6日に発表しました。
アプリはプロフィール情報とケア情報で構成されており、プロフィール情報では「オリジナルアバター」「好きなこと・嫌いなこと」「歴代ニックネーム」「できごと年表」など、その人の好みや自分史、歩んできた時代の流行などを把握したり書き込んだりできます。
ケア情報では「Q&A」にケアの注意点を入力できるだけでなく、質問なども投稿できます。ほかのスタッフがそれに対し自由に回答できるため、遠隔でもケア方針を決める会議のような役目を果たすことも可能です。
同社は、大阪の社会福祉法人隆生福祉会と1年間アプリを使用してもらい、効果を検証しました。
プロジェクトの中で行われたアンケートでは、話題が盛り上がらず沈黙になった経験のあるスタッフは82%、会話に負担を感じた経験は64%、相手の嫌いな話題で怒らせた経験は27%あります。
認知症高齢者などをケアするためにはソフトスキルの習得も必要ですが、近年ではコロナ禍で対面での研修や会議がままならず、家族との交流も減少していることから特に新人スタッフが学ぶ機会が得られにくくなっています。
同サービスを利用した結果、経験の浅いスタッフは「同行するといっても、寄り添うには様々な形があることに気づいた」「アプリを通して相手をよく知りたいと思うようになった」などの回答がありました。
また経験の豊富なスタッフからは、「指導業務全体で時短を実現出来ている」「ポイントが分かるので家族からの問い合わせにもスムーズに対応できて助かった」「職員それぞれのケアや思い、考え方が理解できた」などの回答があり、アプリの有用性が実証されています。
アプリはAndroidのタブレット端末に対応、近日iPad版もリリースする予定です。
(画像はプレスリリースより)
【インフォメーション】
株式会社テレノイドケアのプレスリリース(PRTIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000020674.html