業種別のストレスチェック、福祉・介護業界の健康リスクはコロナ禍でも大きな変化なし

2022-05-27 16:43:02

ストレスチェック業界平均値レポート

株式会社情報基盤開発は、「AltPaperストレスチェックキット」利用者から収集したデータをもとに「高ストレス者」「総合健康リスク」「ストレス尺度」について業種別に平均値を算出。2021年「業界平均値レポート」として結果を2022年5月19日に発表しました。

同レポートでは、1,525事業者、男性20万7,679名、女性16万2,568名の約37万人のデータを集計しています。

「総合健康リスク」については、全国平均を100とした場合、健康問題発生のリスクが平均の10以上を上回っている業種は「製造業」でした。やや高めは「生活関連サービス業・娯楽業」、「医療業」「運輸業,郵便業」、そして「保健衛生、社会保険・社会福祉・介護事業」でした。

 

 

男性のストレス度が高め

男女別に見ると、男性で100を超えたのは製造業、運輸業・郵便業、宿泊業,飲食サービス業、保健衛生、社会保険・社会福祉・介護事業など多くの業種があり、「高ストレス者」の割合も、15%以上を占めた業種は健康リスクと類似する結果となっています。

一方で女性の「健康リスク」は製造業、生活関連サービス業・娯楽業、分類不能の産業、「高ストレス者」では宿泊業・飲食サービス業、生活関連サービス業・娯楽業の2業種でした。

 

 

福祉・介護業界は健康リスクに大きな変化なし

2020年から2021年にかけて、「総合健康リスクの推移変化」が小さかったのは製造業、福祉・介護業界となりました。

これらの業種は新型コロナウイルス感染症の影響があったものの、勤務環境や忙しさにはほぼ変化がなかったことから、トータルでは健康リスクの影響は少なかったのではと予測しています。リスクが改善されたのは卸売業や小売業、情報通信などでした。

(画像はプレスリリースより)

 

【インフォメーション】

株式会社情報基盤開発のプレスリリース

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000094.000016738.html

ストレスチェックマガジン レポート

https://www.altpaper.net/b/17292