スズケン×FRONTEO 「会話型 認知症診断支援AIプログラム」事業で協業

2022-02-21 16:23:33

超高齢化社会を迎えた日本の課題を解決

医療と健康に関わる事業を総合的に展開する株式会社スズケン(以下、スズケン)とデータ解析企業の株式会社FRONTEO(以下、FRONTEO)は、2月15日、「会話型 認知症診断支援AIプログラム」事業に関する提携契約を締結したことを発表しました。

厚生労働省によると、日本における認知症患者数は2025年には730万人(高齢者の約5人に1人)に達すると推計されています。このような状況下、認知症対策は早急に解決すべき課題ではありますが、認知症は検査結果からだけでは診断が難しいのが現状です。

 

 

AIで認知症を客観的に評価

「会話型 認知症診断支援AIプログラム」は、自然言語を用いて認知症を診断する世界初のAI医療機器です。

FRONTEOがライフサイエンス分野に特化して独自開発した自然言語解析AI「Concept Encoder」を利用し、医療従事者と患者との間の5~10分程度の日常会話から認知機能障害をスクリーニングできるシステムで、2021年4月に臨床試験をスタート。

同12月に目標登録症例数を達成し、現在早期製造販売承認取得・早期上市に向けた取り組みを進めています。

FRONTEOでは、このシステムが認知症対策だけでなく、遠隔医療をはじめとするデジタル医療の進展や医療の効率化・標準化などに貢献できるものと期待を寄せています。

なお、両社は今回の取り組みを含め、AI医療機器の早期安定供給の実現を図るとともに、医療におけるDX推進に貢献していく考えです。

※FRONTEO、conceptencoderはFRONTEOの日本における登録商標です。

(画像はスズケンのホームページより)

 

【インフォメーション】

株式会社スズケン/株式会社FRONTEO プレスリリース

https://ssl4.eir-parts.net/