レバレジーズが「介護士のキャリア」についての実態を調査
2021-10-07 10:52:00
2021-10-08 09:55:41
学校法人順天堂は、10月4日、「ロコモ予防運動プログラム」による運動介入研究を行った結果を明らかにしました。
発表によると、研究チームは運動介入前の血清アルブミンレベルに着目。血液中のタンパク質の一種である血清アルブミンレベルが運動介入前に低いと、トレーニングで期待される筋量増加等の効果が適切に得られないことがわかりました。
この結果は、トレーニングの効果を適切に得るためには栄養状態の改善が必要であることを示すものとなります。
研究では、70歳前後の日本人69名(女性49名、男性20名)を対象として、スクワット、プッシュアップ、クランチ等、9種目を含む「ロコモ予防運動プログラム」を週2回の頻度で12週間実施。
2週間ごとに種目数、1セット当たりの実施回数、セット数、セット間休息時間を調整することでトレーニングにおける負荷を徐々に増やしていきました。
また、運動介入期間の前後には超音波Bモードを用いた大腿部前面の筋厚測定、採血検査を実施。運動介入前の血液検査結果に基づいて各項目の下位25%と上位75%に分けて分析しました。
その結果、運動介入前後の比較にて、被験者全体では大腿部前面筋厚は10.6%増加。
さらに、血清アルブミンレベル上位75%(1デシリットル当たり4.1グラム以上)の群においてのみ、大腿部前面筋厚の有意な肥大が認められました。
血清アルブミンを増加させるためには栄養状態の改善が必要です。特に肉、魚、卵、乳・乳製品、大豆製品といった良質なタンパク質の摂取がカギを握ると考えられます。
(画像はプレスリリースより)
【インフォメーション】
学校法人順天堂 プレスリリース
https://www.juntendo.ac.jp/news/20211004-01.html