日本財団、ヤングケアラーを支援する人材育成に着手

2021-10-25 12:00:36

ケアラー育成のため2団体に助成

日本財団は、日本ケアラー連盟とケアラーアクションネットワーク協会に、計1,475万円を助成すると2021年10月21日に発表しました。

助成された資金で両団体は、「ヤングケアラー」を支える人材の育成に取り組みます。具体的には自治体や福祉・教育関係者、市民を対象にヤングケアラーを支援するための研修を実施、研修動画を作成し広く訴求していきます。

またヤングケアラー向けのプログラム作成に向けて調査を行い、課題の洗い出し、ヤングケアラー支援を目的とした啓蒙イベントの企画・実施なども行います。

 

 

みんなで支援できる環境づくりのために

現在、通学や仕事のかたわら家事や家族の世話、介護をしている18歳未満の「ヤングケアラー」が社会問題となっています。負担を抱えている若者を早期に発見し、自治体や学校、地域が支える環境を構築していくことが求められます。

日本ケアラー連盟は、研究者や大学教授とのネットワークでヤングケアラーに関する調査研究を行いながら、政策の提言や支援ツールの開発を行っています。

ケアラーアクションネットワーク協会は、ヤングケアラーの居場所の支援や、支援する講師の育成を通して直接支援を行っています。

日本財団は、両団体の活動から得られる知見をもとに、自治体や民間団体と協力してヤングケアラーの早期発見や支援につながるモデル事業の構築・ネットワークの構築を行います。

またヤングケアラーの認知を広める活動として、ホームページや動画の作成、シンポジウムの開催なども行っていく予定です。

(画像は日本財団の公式ホームページより)

 

 

【インフォメーション】

日本財団のプレスリリース(PRTIMES)

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000246.000025872.html