

介護のプロとして家族のケアもしよう。家族介護者が抱えがちな悩みと負担軽減法
2022-02-15 17:05:00
2022-02-16 17:01:48
介護職として働いている人や今後介護職を目指している人の中には、「介護職として長く働いていけるだろうか」と不安に感じている人もいるでしょう。
介護職は、やりがいを感じやすい反面、職場によっては業務量が多く、毎日忙しい思いをすることもあります。
長く介護業界で働いていくために、介護職が辛いと感じる理由やストレスの原因などを事前に理解しておく必要があるでしょう。
この記事では、介護職が抱えがちな悩みやストレスの原因のほか、良い職場を見つけるためのポイントや介護職の魅力を紹介します。
介護職が辛いと感じる理由は多岐にわたり、施設や職場環境、立場などによっても異なるでしょう。
しかし、介護職が辛いと感じるポイントを知っておくことで、就職や転職で働く施設を選ぶ際の判断がしやすくなります。
ここでは介護職が抱えがちな悩みやストレスの原因を紹介します。
介護職が抱えがちな悩みやストレスの原因には、身体的なものと精神的なものがあります。それぞれ見ていきましょう。
■ 介護職が身体的に辛いこと
介護職には肉体労働的な側面もあるので、身体的に辛いと感じる人も多くいます。
施設形態や利用者の障がいの等級などで差はありますが、利用者の身体介護は介護職の体に大きな負荷を与えます。起床介助や移乗、食事介助や入浴介助、排泄介助など1日の中で行う身体介護の種類はたくさんあります。
利用者の数が増えるごとに介護職一人ひとりの負荷も高くなります。職員が多い職場だと負担は軽減されますが、介護業界は慢性的な人員不足が課題なので、人員を十分に満たすことができている施設ばかりではありません。
施設形態によっては、早番や日勤、遅番や夜勤と勤務時間もバラバラなので、規則正しい生活を送ることも難しく疲れが抜けない人もいるでしょう。
介護職として長く働いていくには、身体的な疲労を解消することも必要です。
■ 介護職が精神的に辛いこと
介護職は職場の人間関係などにより、精神的な辛さを感じる人もいます。
介護職は、20〜60代と幅広い年代の人が働いている業種です。さらに、他業種から転職した人や医師や看護師、理学療法士など他職種とも関わることも多いため、価値観が合わず良好な人間関係を築くことが難しいと感じる人もいるでしょう。
さらに、利用者や利用者家族の性格によっては、厳しく当たられたり、強い口調で責められたりすることもあります。
そのような時に職場に相談できる人がいれば良いのですが、人間関係が悪いとひとりで抱えることになってしまい、精神的に辛いと感じてしまう場合もあるでしょう。
精神的に辛くなってしまわないよう、人間関係の良い職場を探し、働くことが大切です。
介護職の中には、「仕事は辛いけど辞めるのは甘えだ」と考えている人もいます。
今の職場の仕事内容や人間関係が辛い場合は、転職を考えるのも一つの手です。
肉体的、精神的に辛い職場で無理して仕事を続けていくと、自分自身の体調を崩す場合があります。なかには、うつ病などの精神疾患を発症してしまう人もいるでしょう。
介護業界には、職員を募集している施設が数多く存在します。
「転職できる職場なんてない」と不安に思う人もいるかもしれませんが、自分の性格や働き方に合った施設と転職で巡りあえる場合もあります。
「辛いから辞めたい」は甘えではなく、自分の人生をより良くすることにつながるので、一度勇気を持ってみてはいかがでしょうか。
「介護職の離職率は高い」イメージがある人もいるでしょう。
近年、介護職の離職率は改善されつつあります。資格手当の充実や介護職員処遇改善加算などによる給与面の改善、リフレッシュ休暇を導入している施設も増え、介護職が長期的に働ける環境が整備されつつあります。
しかし、給与面の改善や休暇日数などは施設によっても差があるため、自分に合わない施設を選んでしまうと離職につながることもあります。
長期的に働くには、待遇はもちろん施設の雰囲気など自分に合った施設を見つけることが重要です。
「良い職場かどうか、どうやって見分ければ良いのだろう?」と思う人もいるでしょう。
ここでは長く働ける職場に出会うために、避けたほうが良い施設の特徴を2つ紹介します。
求人に記載されている給料が不自然に高い場合は注意が必要です。
給料が高いことは一見良いことのように思えますが、「人が集まらないから給料を高くしている」場合があります。
人間関係が悪いなどの理由により人が定着せず、とにかく人手を欲している施設の可能性があるので、給与だけみて施設を選ぶのは辞めましょう。
施設見学に行ったときなどに、職員から挨拶がない、表情が暗いと感じた時も注意が必要です。
職員一人ひとりの意識が低い場合もありますが、日頃の業務で疲弊している可能性があります。
職員の表情から職場の忙しさも汲み取れるので、施設見学に行く機会があれば職員の対応や表情をチェックしてみましょう。
肉体的、精神的に辛いというマイナス面に注目が集まりがちな介護職ですが、魅力ある仕事でもあります。
介護職の魅力を理解していると、やりがいを見つけやすく、日頃の業務への向き合い方も変わっていくでしょう。
介護職で働く魅力を4つ紹介します。
介護職は自分に合った働き方を実現しやすい職種です。
正社員の他にも、パートや派遣社員として働くことができ、施設によっては夜勤専従の職員を募集している場合もあります。
幅広い働き方により、介護職は一人ひとりのライフスタイルに合わせた働き方を実現できるのが魅力です。
介護職は安定した収入を得やすいことも魅力です。
介護業界は慢性的に人員不足なので、人手を欲している施設がたくさんあります。またキャリアアップもしやすい職種と言えます。
仕事を見つけやすく、中長期的に働けるので、安定した収入を得たい方にぴったりです。
介護職は超高齢社会の日本で、将来性のある仕事でもあります。
日本は現在65歳以上の人口割合が21%を超える超高齢社会で、今後も高齢者は増加していくでしょう。高齢者が増加すると、介護する人も必要になるため介護職の需要がどんどん高まります。
現在介護職は、他の職種と比べると給与も低く休みが少ないなど、待遇面が良いとは言い切れません。しかしその需要の高さから、将来的に待遇が改善される可能性があるでしょう。
介護職は利用者の人生を支える仕事でもあるため、「誰かの役に立っている」という実感を得やすい点も魅力です。
また、利用者から「ありがとう」「あなたがいてくれて助かっている」など、感謝の言葉をもらえることもあるでしょう。
「誰かの役に立っている」「感謝の言葉をもらえる」ことは、やりがいや仕事のモチベーションアップに直結します。
ここまで、介護職が抱えがちな悩みやストレスの原因、介護職の離職率、良い職場を見つけるためのポイント、介護職の魅力を紹介しました。
仕事内容や人間関係によっては、肉体的・精神的に辛いと感じることもあるでしょう。しかし、介護の仕事は辛いだけではなくやりがいや魅力に溢れたものです。
仕事がどうしても辛いと感じた場合は、退職や転職を検討しても良いでしょう。今働いている職場が全てではなく、自分の性格や希望の働き方に合った施設があるはずです。
自分に合った環境を見つけ、介護の仕事にやりがいを感じながら働けたら良いですね。