介護職に向いていない?「仕事辞めたい」と思ったときにやるべきこと
2022-01-19 16:28:00
2022-01-24 13:18:51
「あの職員と仕事をするのは嫌だな」「先輩がピリピリしていて話しかけづらいな」など、職場の人間関係に悩んでいませんか ?
職場の人間関係に悩む人は後を絶ちません。特に未経験で介護職を始める方や新卒で入職される方は、より強い不安を感じるでしょう。
しかし人間関係が構築できると、仕事が円滑に回りやすくなります。
この記事では新人介護職員によくある悩みや人間関係の不安を解消する方法、ストレスや疲れを感じたときの対処法を紹介します。
介護職は同僚や利用者、利用者の親族など、多くの人と関わりを持つ職種です。
新人介護職は職場の人間関係に悩みがちですが、こうした悩みはよくあることです。うまくいっていないからといって、あなたが介護職に向いていないわけではありません。
関わる人の年齢層が幅広いので、価値観が違ったり、コミュニケーションにすれ違いが生じてしまったりすることもあります。
介護職が頻繁に関わる相手ごとに付き合い方を考えてみましょう。
新人介護職は、先輩職員との人間関係に悩みがちです。
先輩職員には、優しく指導してくれる先輩や少しのミスで怒る先輩など、さまざまな人がいます。
丁寧に仕事を教えてくれたり優しく話しかけてくれたりする先輩職員ばかりであれば良いのですが、中には、そっけなかったり厳しく指導してくる先輩職員が多い職場もあるでしょう。
介護の現場には人手不足の施設もあるため、忙しさからストレスが溜まりイライラしていることもあるかもしれません。
そんな先輩職員の状況に寄り添う意味でも、なるべく細かく報連相(報告・連絡・相談)を行うようにしましょう。
言われなくても進んでわからないことを質問したり、行ったケアや利用者の状況報告を行ったりすることで、先輩は信頼し、一目置いてくれるようになるものです。
指導担当者が機嫌が悪いからといって、他の先輩職員に質問をしたり頼ったりすると、逆に気分を逆撫ですることになるかもしれませんので、注意してくださいね。
新人介護職で利用者と上手く人間関係を築けないと悩んでいる人もいるかもしれません。
利用者と一口にいっても一人ひとりに個性があり、相性もあるため、合わない人は存在します。しかし、他の職員はうまく関係を築けているのに、自分だけうまくいっていないと思うと、ショックを受けてしまう人もいるでしょう。
利用者と人間関係を築く上で大切なのは、相手の感情を尊重することです。
無理やり打ち解けようとすると、余計に相手から嫌われてしまい、関係性が悪化することも考えられます。時には、仕事上必要なコミュニケーションは確実に行い、それ以外は相手から歩み寄ってくれるのを待つことも大切です。
利用者によっては、新人介護職だからと警戒している人や、打ち解けるまでに時間がかかる人もいるでしょう。
上手く打ち解けられなくても焦らずに、利用者の感情を尊重してみてくださいね。
新人介護職の中には、利用者の親族との人間関係に悩む人もいます。
介護職は、利用者の家族とも頻繁に連絡をとる職種です。
利用者の家族にもさまざまな人がいます。優しい人はもちろん、利用者を心配するあまり、介護職に無理難題を要求する人もいるでしょう。
できない要求された際、丁寧に断ってもクレームを受けることもあります。文句を言われたり否定的な態度を見せられたりすると、自分の対応が悪かったのだろうかと落ち込んでしまう気持ちもわかります。
しかし、たまたまその家族と相性が悪かっただけということも考えられます。
どうしても合わないと感じる利用者の親族の対応をするときは、相性の良い職員に代わってもらうことも一つの方法です。
その親族と相性の良い職員に代わることで、相手も素直に意見を受け入れてくれる場合があります。
介護はチームワークです。一人で対応するのではなく、対応が難しいときは周りの職員を頼りましょう。
ここまで、介護職が日常的に関わる相手ごとのコミュニケーションのポイントを紹介しました。
ここからは、入職したばかりの新人介護職が、仕事上で関わる人たちに受け入れられ、うまくやっていくためのコツをお届けします。
仕事中は笑顔と挨拶を欠かさないようにしましょう。
笑顔や挨拶は人間関係や信頼関係を築く上で欠かせないアクションであり、コミュニケーションの基本ともいえます。
笑顔を絶やさず、しっかりと挨拶をすることで、周囲の人たちからの印象が良くなり、話しかけてもらえやすくなります。そうするうちに、仕事が円滑にいくようになるでしょう。
反対に、小さな声で無愛想に挨拶している職員がいたら、どんな印象を持ちますか?「暗そう」「話しかけにくい」など、ネガティブな印象を持ちませんか?
周囲の人とうまくやっていくためにも、職場では笑顔で元気のよい挨拶を心がけましょう。
利用者と人間関係を築くためには、名前を早く覚えることが重要です。
早く名前を覚えて呼ぶことで、「もう名前を知ってくれている」と利用者から良い印象を持たれます。
また、名前がわかることで介助ミスも減り、より良いサービスを提供できるようになります。
施設によっては、頻繁に利用者が入れ替わるので、名前を覚えるのは大変な場合もありますが、メモを利用するなど工夫して、早く名前と顔を一致させるようにしたいですね。
仕事に対する姿勢を先輩職員は見ているものです、
入社して日が浅いと、仕事を完璧に覚えるのが難しく、ミスすることもあるかもしれません。
しかし、何回も同じミスをする、先輩職員のアドバイスを取り入れないなど、仕事を覚える意欲がないと印象は悪くなる一方です。
せめて同じミスを繰り返さないよう、仕事中はメモを取るなどしましょう。仕事を早く覚えようとする積極的な姿勢は信頼にもつながります。
内定受諾の前に施設見学や職場体験、ボランティアをさせてもらうと、職場の人間関係をリサーチできます。
施設見学で見るべきポイントは、「職員間でしっかりコミュニケーションが取れているかどうか」「利用者への対応は適切か」などです。また職場体験することで、無理のない人員配置かどうかを確認できます。
インターネットで職場の口コミがわかることもあるため、入社前のリサーチは徹底しましょう。
介護の仕事にストレスを感じたときは、「休日に趣味を楽しむ」「人に話を聞いてもらう」などして早めに対処しましょう。
休日に楽しめる趣味があると、仕事と休日のメリハリがつきます。
休日は趣味を楽しみ、仕事のことを考えないようにすることで、高いモチベーションを維持したまま仕事に取り組める人もいるかもしれません。
また、気心知れた人に話を聞いてもらうのも1つの手です。
話を聞いてもらうことで、客観的な意見がもらえて悩みが解消できたり、気分がスッキリしたりすることもあるでしょう。
上手なストレス解消方法があると、仕事への向き合い方も変わり、モチベーションが維持できるものです。自分なりの休日の過ごし方を見つけてくださいね。
この記事では、新人介護職によくある人間関係の悩みや、職場でのコミュニケーションを円滑にするためのコツ、ストレスや疲れを感じたときの対処法を紹介しました。
介護職は人と接する職種なので、ストレスや悩みと無縁ではありません。
しかし、職場での笑顔や挨拶を徹底したり、利用者の名前を早く覚えようとしたりするなど、仕事のやり方を意識することで、人間関係を円滑に運ぶことができます。
人間関係でうまくいかないことがあった時に「介護職に向いていないのかな」と落ち込むのではなく、前向きな改善策を見つけるようにしてみてください。