40代でも介護職に転職できる? 他業種からの転職で就職支援金も
2021-01-29 04:01:00
2021-02-01 10:50:05
介護職における転職活動は、比較的短期間で行われることが多いです。その分、いつまでに何をして、どんな点に注意して進めれば良いのか把握しておきたいところ。
ここでは、介護職の方がどのようなスケジュールで転職活動を続けているのか、転職活動開始から内定を得て、入職するまでの流れをご紹介します。
介護領域の転職活動をサポートしているキャリアコーディネーターに、ポイントを聞いて作成しました。フェーズごとにどのような活動をすることになるのか、具体的な行動内容についてもお伝えしますので、介護の転職活動前に一度目を通してみてください。
転職活動を始める前に、大まかな流れを把握した上で、簡単にでもスケジュールを立てておきましょう。それでは、介護職ならではの特徴に触れながら一般的なスケジュールの例をお伝えします。
いい求人があり次第転職したい、すぐにでも入職したいなど、転職活動に求めるスピード感は人により異なります。まずは「いつまでに転職するか」を決めてスケジュールを立ててみましょう。目安が決まると、かけるべき時間も明確にしやすいからです。
ただし、特に介護職の転職活動においては、その期間はできるだけ短めに考えておくのがおすすめです。施設、事業者側としては、早く働いてくれる人を望んでいるケースが多いからです。内定をもらった後に、「考えさせてください」「早くて一ヶ月後からになります」と伝えてしまうと採用側が戸惑ってしまう場合もあります。ですので、事前に実際に働き始めることができる時期は伝えたり、他の業種の転職活動よりも短いスパンで考えておいた方が良いでしょう。
介護職における転職活動は、活動開始から内定までが一ヶ月以内で済む場合が多いです。一般的なスケジュールは、以下のようになっています。
2週目で情報収集から応募までが完了と、忙しそうに見えるかもしれませんが、介護職で転職を実現された方はこのくらいのスピード感で動かれている方がほとんどです。あくまで目安ではありますが、スケジュールを立てる際の参考としてみてください。
では、転職活動のそれぞれのフェーズでどんな行動が必要なのか、1週目から順に見ていきましょう。求人情報サイトを使って活動する方法をご紹介します。
転職活動の第一歩として、介護の求人案件が掲載されている求人情報サイト、転職サイトに登録しましょう。そうすれば求人への応募だけでなく、転職活動のサポートまで受けられるようになります。ただし、求人情報サイトによってサポートの有無や程度は異なります。特に転職活動に不慣れであればサポートの厚い求人情報サイトを選びましょう。
良い求人が見つかったら登録という方法もありますが、活動に力を入れづらくなり、動きが遅くなってしまう心配があります。登録することで非公開の案件を紹介してくれることもあるので、まずは登録が基本です。
ただ、やみくもにたくさん登録するのではなく、求人情報サイトの登録はひとつに絞ることをおすすめします。スケジュールを管理したり、求人情報サイトの担当者を把握したり、各求人情報サイトから提案された案件の把握をしたりなどを、自分だけでこなさないといけなく、管理が大変になってしまうからです。
離職中であればまだしも、在職中であれば、働いている中の隙間時間で処理しないといけず、面接対策、履歴書、職務経歴書のクオリティに影響が出てしまう恐れもあります。
求人情報サイトで信頼のできるコーディネーターを一人見つけて、サポートを依頼するのが良いでしょう。
求人情報サイトに登録が終わったら、希望条件に合う求人を探しましょう。希望条件を伝えられていたら、コーディネーターから条件に合った求人も案内してもらえるでしょう
いくつか良い求人をピックアップして、比較して、まずは傾向を把握します。その上で気になった求人についてはさらに詳しく、施設の情報や待遇などを調査して、応募する求人を決めましょう。
写真の準備や職務経歴の整理などに手間取ることもあるので、応募先を決定する前に、履歴書や職務経歴書の準備(志望動機といった応募先と関連する以外の箇所)は済ませてあると安心です。
希望する条件によって求人が見つかりやすい、見つかりにくいといった違いもあるので一概には言えませんが、3件くらいの応募を目標としてみましょう。比較検討をするため、最低2社は応募するのが望ましいです。
なお、現職での引継ぎなども踏まえると、このタイミングで退職の意向を伝えていた方がその後のやりとりはスムーズです。もちろんタイミングは状況次第ですが、退職の意志を伝えることが現職での条件交渉につながり、転職自体を見直したり、転職先に求める条件をとらえ直すきっかけになる場合もあります。内定を受けてから退職を伝えた結果、引き留めにあってしまい希望時期に転職できなかったという例もあります。
上司との話し合いの結果退職が決まったら、退職願も用意して提出します。
介護職の面接は、二次面接がなく一回で終わることが多いです。早く対応してもらえる求職者が優遇される傾向にあるので、面接にはできるだけ早い日程で応じるようにしましょう。
面接日が決まったら、当日は勤務する事業所、施設を訪れ、面接担当の方、施設長などと面接を行います。介護の仕事は現場で行われるということもあり、経験はあればあるほど採用される確率は高まります。これまでの業務経験を、ポイントを押さえて伝えます。
採用の可能性が高ければいつから働けるかを具体的に聞かれることになるので、はっきりと答えらえるようにしておきます。直接質問ができる大事な機会でもあるので、事前調査ではわからず気になっている事項があれば、忘れず質問できるようメモに控えておきましょう。
無事採用されたら、内定の連絡が届きます。複数社応募していて他の合否通知がまだといった場合もあるかもしれませんが、できるだけ速やかに入職の意志を示しましょう。一旦保留にしたい場合や辞退する場合もその旨すぐに連絡しておきます。
条件面で迷う要素がある場合には、求人情報サイトの担当コーディネーターに相談してみましょう。
なかなか内定の連絡がなかったり、不合格の通知があったりした場合には、情報収集と応募を繰り返すことになります。先に応募された方が優先されたからというだけの場合もあれば、希望する条件と自身の経歴が見合わなかったからといった場合も考えられます。後者であれば、応募先の選択方法を見直すことも検討します。
介護職の転職においては、内定から入職までの期間が1週間程度などかなり短くなるケースが多いです。前職をまだ退職していない状態だったとしても、内定時には引継ぎがほとんど済ませてあるのが理想です。お世話になった同僚に余裕を持って挨拶できるくらいの状況にしておきましょう。
制服、カードキーなど前職から借りているものは返却を忘れずに、明確な退職日をまだ示していなかった場合は、すぐに上司へ伝えましょう。
入職日になったら、転職先からの指示に従って入職手続きをし、無事転職成功という流れとなります。
介護職の転職活動は、人手不足にある現状もあり、タイミングさえ合えば短期間で済みます。集中して取り組める時間を作って臨みましょう。
転職活動の第一歩としては、キャリアスマイルへの登録がおすすめです。介護や看護の転職を専門とするコーディネーターに、まずは希望条件に合う求人があるか調べてもらいましょう。進め方についてわからないことがあったら聞いてみてください。