介護の転職活動スケジュール~転職活動開始から内定までの流れ~
2021-01-29 04:16:00
2021-06-04 00:59:32
介護現場で大切な役割を担うケアマネジャー(ケアマネ)。介護を必要とする方の生活を支えるやりがいのある仕事ですが、時には失敗をして落ち込んでしまったり、壁にぶつかってしまったりして、「もう辞めたい」と思うこともあるかもしれません。そんな時に、どのようにして気持ちを切り替えていけば良いのでしょうか。今回は、ケアマネジャーを辞めたいと悩んでいる方のために、辞める決断をする前にできることは何か、対処法や他の選択肢についてご紹介していきます。
ケアマネジャーになるには、5年間の実務経験を積んで資格試験に合格し、87時間の研修を受ける必要があるため、決して簡単な道ではありません。ところが、努力を重ねてケアマネジャーになったにもかかわらず、仕事をしていく中で「辞めたい」という思いが出てくることもあるようです。
では、実際にケアマネジャーとして働いている方は、どのような時に仕事を辞めたいと感じるのでしょうか。その主な理由を詳しく見ていきましょう。
ケアマネジャーの仕事はケアプランの作成だけでなく、会議への出席、訪問業務、スタッフの勤怠管理など多岐に渡ります。介護職として働いていたころよりも業務量が増えることで、負担が大きく感じてしまうことも。
ケアマネジャーは介護の現場で要となる役職です。そのため、人から頼られることへのプレッシャー、業務に対する責任感、クレーム対応などで精神的に疲れてしまう方もいるようです。
ケアマネジャーの仕事は人との関わりが避けられない仕事です。利用者やそのご家族だけでなく、職場のスタッフとのやりとりを重ねていく中で、人間関係にストレスを感じて辞めたいと思ってしまう場合があるようです。
ケアマネジャーの仕事は人との関わりが大切な仕事ですから、「辞めたい」という思いを抱えて仕事を続けることは、本人にとっても利用者にとってもプラスになることではありません。まずは以下の対処法を試した上で、辞めたいという思いに変化があるか、改めて考えてみましょう。
ケアマネジャーだけに限らず、どんな仕事でも大変さを感じることはあります。誤った判断を避けるためにも、辞めたいと思った時にはその気持ちが一時的な感情なのかどうかを冷静に考えることが大切です。まずは、なぜケアマネを辞めたいと思うのか、不満点やストレスに感じていることを紙に書き出すなどして、理由を整理してみましょう。
ケアマネジャーを続けることでどのようなメリットがあるのか、またどのようなデメリットが生じるのかを具体的に考えてみましょう。そのふたつを把握したうえで、環境を変えてケアマネを続けていくのか、ケアマネという仕事を辞めてしまうのかを判断することが大切です。
辞めたい理由や不満点などを自分なりに整理したら、現状でどのようなことができるのか解決策を考えていきましょう。例えば、仕事量の多さに悩んでいるのであれば業務を効率化することはできないかどうか考えてみることも良いでしょうし、人間関係などの悩みは上司に相談してみることで問題が解決する場合もあります。
いろいろな方法を試してみたものの、それでも今の仕事を辞めたいという思いが消えなかった場合、次はどのような選択肢があるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
ケアマネジャーの仕事にやりがいを感じている部分もあるのなら、辞めるという選択をせずに、自分に合った他の職場に転職をするというのも解決策のひとつです。例えば、ひと口に「ケアマネ」と言っても、特定の施設に勤務をしてその施設の利用者のケアプランを作成する「施設ケアマネ」と、居宅介護支援事業所に勤務して在宅で介護サービスを受けている方の自宅を訪問する「居宅ケアマネ」とでは、仕事内容が大きく異なります。ケアプランの受け持ち担当件数も、施設ケアマネが100件前後になるのに対し、居宅ケアマネは多くても30件ほどです。業務の負担が辞めたい原因という場合には、施設ケアマネから居宅ケアマネに転職をすることで問題が解決する可能性もあります。
介護福祉士の資格を取得しているのであれば、ケアマネジャーという職種?を辞めて介護福祉士として介護の現場に戻るという方法もあります。ケアマネとして介護プランを作成したり、要介護者やそのご家族と接したりした経験は、介護福祉士の仕事にも大きく生かされるはずです。
看護師などの資格を持っているのであれば、介護現場から離れて転職するというのも方法のひとつです。人の役に立つ仕事は介護業界以外でも見つけることができるでしょうし、思い切って全く異なる職種に転職してみることで、自分に合った仕事が見つかる場合も。
仕事を辞めるということは生活にも影響することですから、決して易しい決断ではありません。ケアマネジャーを辞めたいと思った時には、上記でご紹介した内容を参考にしながら、自分の気持ちをきちんと整理した上で、納得のいく道を選択していきましょう。