未経験の方でも働きやすい?入所施設がおすすめの理由とは
2021-11-25 15:59:00
2021-11-25 23:43:14
異業種から介護職へ転職を考えている方は、「どんな施設で働いたら良いのか分からない」「未経験でも働ける施設はあるの?」など、多くの悩みを抱えています。
介護施設は入所施設や、通所施設など幅広い施設形態があるため、介護業界未経験の方だとどこの施設へ転職すれば良いのか分からなくなることがあります。
様々な施設形態がある中で、「短期入所療養介護」は未経験の方におすすめです。
介護業界未経験の方が、自分にあった施設へ転職できるように当記事では短期入所療養介護の概要、未経験で働く際の注意点を紹介します。
短期入所療養介護と言われても「どんな利用者が生活している施設なの?」など、介護業界未経験の方からすると、分からないことが多いです。
転職活動する上で、働くイメージを付けられるように、ここでは短期入所療養介護の概要を詳しく見てみましょう。
短期入所療養介護は、利用者が短期間宿泊する施設です。
基本的に自宅で生活している方が利用する施設で、様々な事情により自宅で生活するのが難しくなった場合に利用されます。
自宅で生活できなくなる事情は主に、3つあります。それぞれ紹介します。
■1 家族が病気になった
自宅で生活を支えてくれている家族が、病気になった場合利用されることが多いです。
日頃食事の準備や、日常動作のサポートをしてくれている家族が病気で入院すると、自宅で生活するのが難しくなります。
家族の病気が治り今までのように、生活を支えられる程体調が回復した場合、自宅での生活に戻りますが、病気の状態が悪く長期間の入院が必要になった場合、利用者は他の施設へ入所する場合もあります。
■2 家族が家を空ける
家族が旅行などで家をあける場合、一定期間利用者が入所します。
自宅で一緒に生活を送っていても、ずっと家にいるわけではないので、家族が介護できないこともあるでしょう。家族が自宅に戻ってくるまで、短期入所療養介護で生活を送ることになります。
■3 利用者の病気が悪化
利用者の病気が悪化し、自宅での生活が難しくなった場合にも利用されます。
短期入所療養介護では、医療ケアや機能訓練を提供しているので、例えば利用者の歩行機能が低下した場合のリハビリなども行えます。
医療ケアや機能訓練を提供し、自宅で生活を送れる程に回復した場合、自宅に戻り生活を再開します。
短期入所療養介護は、介護する人の負担を軽減する目的を持ちます。
自宅での生活は、同居している家族や親が利用者の介護を日常的に行いますが、毎日介護に追われているとリフレッシュする時間が少なく、ストレスがかかるので心身共に疲弊してしまいます。
心身の疲弊により、家族や親が体調を崩すと利用者の生活をサポートできる人がいなくなり、自宅での生活はままならなくなるでしょう。
短期入所療養介護に利用者を預けることで、家族や親がリフレッシュする時間を確保でき、介護疲れを軽減できます。
利用者だけではなく、家族や親の生活をサポートするためにも短期入所療養介護の存在は重要です。
介護業界で仕事する上で、注意するべき点は多くあります。
しかし、「何に注意して働いたらいいの?」「未経験者でもいきなり働けるの?」など不安な点は多いでしょう。
未経験から介護業界へ転職する方の不安を軽減できるように、ここでは未経験で働く際の注意点を紹介します。
短期入所療養介護は無資格、未経験でも転職可能な施設です。
介護の知識や技術がなくても、働きながら研修や先輩職員の指導によって介護の知識や技術を身につけられます。
働きながら、介護職員初任者研修や介護職員実務者研修など、資格を取得できるので、将来的なキャリアアップやスキルアップを目指す方にもおすすめです。
利用者の中には、医療ケアが必要な方もいますが短期入所療養介護には、看護師が常駐していおり、対応してくれるので不安に思わなくて大丈夫でしょう。
短期入所療養介護は、利用者が頻繁に入れ替わるのが特徴です。
入所できる期間が最大30日間と定められているので、利用者の特徴をいち早くつかみ関係性を構築することが、質の高いサービスの提供につながります。
働く上で心配なのが「利用者との関係性」です。
職員と利用者と言っても、人間関係なので相性の良し悪しは必ず存在します。
例えば、長期間利用者が入所する有料老人ホームなどで働く場合、相性の悪い利用者がずっと入所していると、「またあの利用者と顔を合わせないといけない」など、どうしても気分が落ち込むこともあるでしょう。
短期入所療養介護では、相性の悪い利用者がいても一定期間の関係性なので、ある程度割り切って仕事に向き合えるでしょう。
質の高いサービスを提供するために、入所している利用者の特徴をつかみ関係性を構築するのが重要です。
短期入所療養介護へ転職する際、介護系の資格を持っていると有利に転職できます。
未経験からでも挑戦できる短期入所療養介護ですが、資格を持っていると携われる業務が増えるため、施設側が求める人材にマッチしやすいです。
特に持っておくと有利な資格が、介護職員実務者研修以上(介護職員実務者研修・介護福祉士・認定介護福祉士)の資格です。
介護職員実務者研修を持っていると、喀痰吸引などができるので、医療ケアを必要とする利用者が多い短期入所療養介護では、重宝されます。
医療ケアだけではなく、介護の知識と技術が備わっているので、身体介護も安心して任されるようになるでしょう。利用者の中には、日常動作を自分だけで行うのが難しい方もいます。
特に入浴や排泄など、生活に欠かせない動作においてサポート要する場合が多いです。
入浴や排泄などの身体介護は、資格がなくても提供できますが、知識や技術がある程度備わっていないと利用者に怪我をさせるリスクが高まります。
短期入所療養介護に転職するには未経験、無資格でも問題ありませんが、より条件にいい求人に出会える、携われる業務が増えるなどの観点からすると、転職前に介護職員初任者研修を取得してから転職活動するのがおすすめです。
ここまで短期入所療養介護の概要、未経験で働く際の注意点を紹介しました。
短期入所療養介護は未経験、無資格でも転職できるので、介護業界未経験の方へおすすめです。しかし、介護職員初任者研修や実務者研修などの資格があれば、より待遇の良い求人や施設で携われる業務が増えるので、採用されやすいのも確かです。
しかし、現職を続けながらの転職活動だと、資格を取る時間をなかなか確保できない方も少なくないでしょう。
転職活動が思ったより進まない、良い求人に出会えるか不安など、転職活動に不安を抱えている方は、紹介会社の利用がおすすめです。
紹介会社を利用すると、求人を自分で探す手間が省ける、自分の希望に沿った求人を探してくれる、事前に細かな希望を伝えられるのでミスマッチが起こりにくいという特徴があります。更に求人を探してくれるだけではなく、面接の対策も行ってくれるのが心強いです。
初めて介護業界に転職する場合「面接で何を聞かれるのか分からない」と不安に思う方もいるでしょう。
未経験から、介護業界への転職に不安を抱えている方は、紹介会社を利用して自分の希望に合う求人を探してみましょう。