滋賀県の介護のカタチ「しがけあ」プロジェクトスタート
2021-11-17 12:16:00
2021-11-17 12:25:39
株式会社インターネットインフィニティーは、在宅の要介護高齢者に多いとされるうつに関する調査を実施し、2021年11月16日に発表しています。同社が運営する「ケアマネジメント・オンライン」に登録する会員ケアマネジャー551名の回答をまとめたものです。
利用者や家族から「死にたい」と言われたり、自殺を図られたりしたケアマネジャーは56%いることが明らかになりました。
利用者や家族のうつ病を「とても問題だと思う」「問題だと思う」と回答しているマネジャーがほとんどで、利用者に対しては65.3%、家族に対しては80.9%となり、利用者本人より介護家族に対して心配していることが分かります。
ケアマネジャーのうち、うつ病が疑われる人が10人いた場合、受診勧奨している人の割合は、利用者74.7%、介護家族に対しては平均66.2%でした。
そのうち「介護うつの人」、「うつ病と診断はされていないが気分の落ち込みがあり心配している人」の人数を尋ねると、合わせて平均2.1人という回答が得られました。
ケアマネジャーのうつ病治療に関する認知度を調べたところ、処方箋や休養、精神療法などは知られていますが、認知度が低いのは「光治療」「磁気刺激治療」などです。
レポートでは、既存する別調査と今回調査の比較を行っており、そこから算出される受診勧奨者の割合は、ケアマネジャー11.7万人当たり約63万人であると推測しています。
介護家族のうつ病は、利用者本人や家族の健康問題だけでなく、ほかの家族や介護従事者の負担、介護放棄などに発展する可能性もあるため、ケアマネジャーはうつ病に対する理解を深め、早期発見につなげるよう呼びかけています。
(画像はプレスリリースより)
【インフォメーション】
株式会社インターネットインフィニティーのプレスリリース
インターネットインフィニティーのプレスリリース(PRTIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000129.000012000.html