「高齢者虐待防止法」についてご存じでしょうか?

2020-10-28 11:06:16

介護現場において誰にでも身近に起こりえるのが「高齢者虐待」です。

高齢者の虐待は、当事者に自覚がなかったり、虐待を受けている高齢者が家族に遠慮したりすることから
周囲には見えにくいものです。また、他人が口を出しにくいということもあります。

この「高齢者虐待」に関して平成16年4月に施行された法律が「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律(高齢者虐待防止法)」です。

今回はこの「高齢者虐待防止法」について紹介します。

 

高齢者虐待防止法とは

正式名称は

「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律

といいます。この法律の内容は高齢者の権利や利益を守るためのものになっており、介護現場で働く上でとても大切な内容になっています。

 

高齢者虐待について

高齢者虐待は「老人福祉法」「介護保険法」により介護職員が行う以下の行為とされています。

身体的虐待→たたく、ける、無理やり食事を口に入れる

・ネグレクト→食事を与えない

・心理的虐待→暴言や無視をする

・性的虐待→わいせつな行為をする、させる

・経済的虐待→年金や預金を勝手に使ったり不当に金品を要求する

 

高齢者虐待防止・早期発見のための基本的な考え方

まず、基本的な考え方として

「高齢者が尊厳を保持しながら安定した生活を送ることができているか?」

といったことが大切です。また、

「高齢者自身の意思の尊重」虐待に関する知識や理解も必要になってきます。

 職場の中での報告・連絡・相談も大切なことです。普段からしっかりと挨拶を行うなど積極的にコミュニケーションを取ることが大切です。

 

不適切ケアについて

介護者自身が適切なケアだと思っていても実はそれが不適切なケアの場合もあり、その不適切なケアが虐待に繋がる場合もあります。ここでは不適切なケアの一例を紹介します。

・話かけても無視をされる

・大声で怒鳴られる

・出入口にカギをかけられる(外部との連絡手段を遮断される)

・不要に身体を固定される

 

最後に

ここまでいくつかの例も含めて、高齢者虐待防止法について説明をしました。

日々の業務の中で「高齢者の尊厳」を守る為にどうしたら良いのかを忘れないようにすることが大切です。

また、介護現場で働くチームの一員としてしっかりコミュニケーションを取りながら業務に取り組みましょう。