介護施設入居希望者の分析と傾向から分かる、介護職員の活かすべきヒアリング手法

2022-07-11 15:04:32

入居希望者の特徴を分析

株式会社クーリエは、老人ホーム検索サイト「みんなの介護」において介護施設への入居希望者の特徴に関する調査から分析を行い、2022年7月1日にそのレポートと介護職員が活かすことができるヒアリング・メソッドを発表しました。

同社は、5月に行った介護施設への入居希望に関する調査結果を分析しました。その結果「入居確度が高い」希望者の特徴は、「病院に入院している」が30.21%、「在宅介護をしている」26.33%で、約半数がプロの手を借りる状況になってから入居を決めていることが分かりました。

入居の希望時期は「3ヶ月内」34.91%と最も多く、続く「1ヶ月以内」35.16%と合わせると、約7割が緊急性を伴っています。希望者の状況は「一人暮らしをしている」が44.74%、「家族と同居している」が35.16%です。

これらの結果を見ると、入居希望者は必要性に迫られていることが明らかになっています。

 

 

入居希望のポイントを明確にする

施設見学から成約に結びつけるために介護職員が行うべきことは、入居確度が高い希望者に対して一方的に説明するよりも、問題がどこにあるかをきちんと判断するための高度なヒアリングだとまとめています。

誰が介護しているのか、介護者は仕事をしているか、あるいは介護に専念している状況かを把握し、そこを基点として複数の課題と思われる内容を掘り下げていく必要があります。

例えば、仕事をしながら十分な介護ができない、認知症の症状が見られ、介護への不安がある、在宅介護では険悪な雰囲気になりがちなど、それぞれが問題としているポイントを明確にし、深刻かそうでないかの判断を行います。

(画像はプレスリリースより)

 

【インフォメーション】

株式会社クーリエのプレスリリース(PRTIMES)